はじめに
上手くいかない時期というのはあり、そういう時は人間関係がほとんどの原因である。
ある時期に会話にならない仕事場の人間に疲弊して、このままここにいると終わるという絶望を感じていた。
(こちらについては、noteにも記載しているよ👇)

ただでさえ、全財産を失ったというのに。(これもnoteに書いているよ)

ただただ疲れていた。
たしか、そんな時にこの本に出逢ったと思う。
「今日のことだけ考える」
今だけを見る。
そうすれば、将来への絶望も薄まる。
そんなことをこの本は教えてくれた。
ただただ今を見る。今を生きる。
僕は常に不安を抱えてきた。
本書によると、それは、心に不安や期待があるとしたら、それは全て明日以降に存在しているからだと言う。
確かに。
セネカは言った。
「生きる上での最大の障害は期待。期待は明日にすがりつき、今日を滅ぼすから。あなたは運命の手の中にあるものを計画し、自分の手の中にあるものを取り逃がしてしまう。」と。
不安だからと頭を抱えている暇があったら、せめて今日だけにでも命をかけてみないというのがこの本の提案であり、それがすべてだった。
一生懸命に生きることを止めてみる。
その代わり、一日懸命に命を燃やして生きること。
具体的なアクションはどうするのか。
この本の中で個人的に実践できそうだと思ったところは以下である。
- 一日懸命メモ
- 今を意識する
- モノを減らす
- 忙しくなる
一日懸命メモ
切り離せるメモ帳を利用して、そこに「今日やりたい事だけ」を書きこむといいとのこと。
そして書き込んだことについて、終わったのであれば、それを二重線で消し、一日が終わるとともにゴミ箱に捨てる。
このことを達成することを一日懸命に実行すればいい。
僕もレシートの裏に今日のやることを書いて、その日が終わるタイミングで捨てることにした。
レシートもただ捨てられずに済んで喜んでいるだろう。
今を意識する
今を意識することが大事。
それによって、呼吸に気づき、時計の針を見ないようにする。
吸って吐くという一連の動作に気づき続けること。
そうすればやがてあなたにとっての一秒は一呼吸へと変容する。
一秒よりも一呼吸に気づき、一呼吸ごとに生きている自分に気づくことができる。
これはマインドフルネスの考えそのもののように読んでいて感じた。
マインドフルネスは一昔ブームにもなっていて、本もたくさん出版されていたと思うので、時間があれば読んで記事としてまとめておきたいなと思った。
そして、花鳥風月こそが丁寧な生き方らしい。
これは必ずしも山とかに赴かずともできることで、お皿を洗う時に手に残る水の冷たさ、喉を通るお茶の暖かさ、会社のオフィスで窓を開けた時に頬をかすめる春の息吹ような一切に気づき、丁寧に、シンプルに生きていけば景色が一気に変わると記載されていた。
結局のところ、現世を地獄か天国かを分かつのは自分の捉え方次第なのだろう。
そして、苦しまずに、幸せに生きていくための第一歩は、どうなるかわからないことを、どうにかしようとしないことで、どうにでもできることだけ、どうにかしようとすることである。
そのために必要なことは、心の視野を狭め、今日のことだけを考えて生きていく事。それだけ。
ただそれだけ。
だからこそ僕らは日常の小さな幸せを知れる漫画、「よつばと」に惹かれるのだろう。
モノを減らす
モノを減らすと幸せになれる。
それは今日のことだけを考えられるようになるからだ。
不要なものを減らす⇒余計なことを考えなくても済む⇒今日のことだけを考える⇒幸せになる
というサイクルが回る。
もしくは
不要なものを減らす⇒好きなものを増やす余地がある⇒好きなものであふれる⇒幸せになる
というサイクルも回る。
忙しくなること
これは僕はなんとなくわかる。
全財産を失い、借金も抱えてしまったあの日々は、仕事をすることでそれを忘れられていた。
忙しくないと、人はあれこれと自分の人生について考えがちだ。
本当にこのままで良いのか、後悔はないのか。自分の心に嘘はついていないか。
これらは本来考えるべきことだが、仕事に忙しくしていると、これを忘れることができる。
考えずに済む。
人生を仕事へと明け渡し、気を紛らわせることができる。
最後に
「瞬き」を大切に、この一瞬を生きたい。
今必要なことを全力ですることを決めた。
だから会社の飲み会はもう行くことはないだろう。
会話のできない人と飲む酒はあまり旨くないし、時間も無駄になるから。
いらないものを省いて、シンプルにし、今を生きる。
それだけだ。
