EKEAを参考にする
皆さんはスウェーデンの家具メーカー、IKEAを知っていますでしょうか?
IKEAは1943年に創業されて、今なお、世界的に有名な家具メーカーであり続けています。
ここでIKEAの強みはなんでしょうか。
IKEAは以下のような特徴があります。
- 駐車場を完備した巨大な店舗を展開
- 店舗が広いのでたくさんの家具のを見れる
- 店員の数は少ない代わりに、カタログが充実している
- 家具は組み立て前なので、場所をとらずに運送費と保管費が少なくて済む
- 店内の在庫品も場所をとらないため、そのまま家に買って持って帰ることができ、発送から到着まで待たなくて良い
- 家具のデザインは自前で行い、製造は外にお願いしてる
- 全世界に展開するロジスティックはEKEAが管理している
ここで、ふと不思議な点は、これくらいならマネできそうだということです。
EKEAのマネをして、同等の成功ができる会社が出てきてもおかしくないのでは?と思う訳です。
しかし、他社で真似して成功できている会社は思いつかない。
この理由の要素の一つはそのユニークさにあります。
つまり、上記の特徴は真似できそうであっても、通常の家具店では行わないことなわけです。
普通の家具店では
- 大量の在庫は抱えない
- 自分でデザインはしない
- 店員の代わりにカタログで済ませない
もう一つの理由は、そのユニークな特徴一つ一つが鎖のように繋がっていることです。
どれか一つだけを真似ても効果が得られず、逆にコストが余計にかかるだけで終わってしまいます。
そもそも、既存の家具店が本気でIKEAに戦いを挑むには、ゼロから事業を設計し直す必要があります。
だから、誰もマネしないのです。
現在、僕には収益になる可能性のあるサービス(?)が3つあります。
- このブログ
- note
- map webサービス
です。
このブログはアフィリエイト、noteは購入型の記事、
そしてmap webサービスは現在特に収益をどうするかが明確にはなっていません。
ただ、このブログもnoteも収益を上げられていないので、この2つの収益を上げられるような鎖としての役目もmap webサービスには持たせないといけません。
とりあえず、ブログとnoteとmap webサービスの良いところを書き出してみました。
- ブログ
- ざっくりとその県全体の値が分かる
- note
- より細かいスポットを見ることができる
- 有名どころの観光地だけでは終わらない旅行になる
- ブログとnoteを使えば、ブログにあって且つnoteにあるお店やスポットをチェックしておく価値がある
- map サービス
- その土地にいってもスマホで使える
- 宿泊場所が分かる
- 観光地がマップでわかる
以上を踏まえると、
- ブログとnoteは有名どころの観光地だけでなく最適解として求めたスポットも分かる
- mapサービスはそのスポットをより可視化できるようになる
といった感じ。
こう書いてみると、Googleマップや、他の旅行サービスにはない特徴があるもんで、ユニークな色が出てきました。
「鈴木さんの成功」を参考にする
以前、「鈴木さんの成功」について記載した記事を書きました。
その中で、顧客の抱えている問題も洗い出すワークとして100個書き出すワークを紹介しています。
以下の6つの項目に対して15個ずつ挙げていけば100は超えるというものです。
- 不安
- 不満
- 悩み
- 痛み
- 解決したい問題
- 満たしたい欲
一旦、書き出してみました。計106個。
不安
- 忘れ物をしないかが心配
- 時間内に行けるかどうかが心配
- 期待していたものに満たなかったらどうしよう
- もっと楽しめることがあったんじゃないか?
- 旅行先で何かあった時(倒れた時など)が不安
- 計画通りにスポットを回れるかが不安
- 無事に帰れるかが不安
- 忙しくて予定を立てられないんじゃないか?
- 往復だけで時間が消えるんじゃないか?
- 往復だけで疲れるんじゃないか?
- レンタカーで事故らないか不安
- 財布を無くさないかが不安(スリに合わないか)
- 当日に体調を崩さないか
- 携帯を落とさないか
- 金額が凄く高くならないかが不安
不満
- 交通手段が少ない
- 電車の本数が少ない
- すぐに店が閉まってしまっている
- 有名な観光地しか見つからないので、自然の中でゆっくりできない(人がいつでもいるところに行く事になる)
- 誰かと行きたかったが予定が合わない
- 1泊2日だと長距離いけない
- 結局、いつもの景色(日本の景色なので日頃見ている景色と変らない)
- 最適な移動プランを考えることが面倒
- 雑誌だと実際の距離感がわからない
- 雑誌だとリンクが無いので調べづらい
- 観光地は基本見て終わりになる
- 一人旅だと思い出が作りづらい
- 街中の宿だと何もすることが無くてそのまま時間が経ってしまう(→家でゆっくりするのと変らない)
- しかし、山奥過ぎると観光地を巡れない
- その旅館が高いのか安いのかが分からない(相場が分からない)
悩み
- 他の人と一緒に行こうとなった時に、一緒に考えてくれない(全部おまかせにされてしまう)
- 日帰りがしにくい
- 一泊も難しい時がある
- 旅費の大部分が交通費
- 計画が立てづらい
- 移動時間中が暇
- インスタやyoutubeなどの情報が多すぎてどこの場所に行けばよいか分からない
- 休日ですら効率を求めてしまっている
- リフレッシュできない時がある
- 旅行のテーマが決まらない
- 弾丸旅行だと楽しめきれていない気がする
- 交通手段がわからない
- 宿泊場所をどこにすればよいかが分からない
- 車が上手く運転できない
- 車を運転するのが怖い
痛み
- 宿泊にお金がかかる
- 移動時間がかかる
- レンタカーが高い
- 計画を立てる時間がかかる
- 弾丸旅行するときの腰が重い
- 早く着きすぎるとホテルにも泊まれないし、やることなくてふらつくしかない(時間の浪費をしてしまう)
- 免許を持っていないと行ける範囲が限られる
- 免許を持っていないと下手に行動できない
- 免許を持っていないとどこまでがいける範囲か分からない
- 何もできないと休日を無駄にしかねない
- 長期休暇は人が多い
- 人混みで観光地の目的のものが見れない
- 遠いと、移動時間でほとんど使ってしまう
- 移動にお金がかかる(新幹線)
- 宿泊場所の朝食が早くてぐっすり寝られない
解決したい問題
- 運転の練習がしたい
- 新しい体験をしたい
- 宿が安い時に旅行に行きたい
- ベストな交通を知っておけるようにしたい(バスなのか、車なのか、タクシーかなど)
- その土地の名産品が旬な時に行きたい
- その土地のその時でしか見れないことが行われている時に行きたい(桜、紅葉など)
- 駅チカで楽しめるところを知りたい
- すぐ予約したい
- 行と帰りをしやすいようにしたい
- 場所(スポット)への最適ルートを求めたい
- 自分だけの最高の宿を見つけたい
- 旅行先でやることが無くなった時に近くのスポットを見つけたい
満たしたい欲
- その時期でしか味わえない体験をする
- 良い出会いがあるような旅にしたい
- 次の日から頑張ろうと思える
- エネルギーをチャージしたい
- 普段は見れない景色を見たい
- 普段は味わえないグルメを食べたい
- その土地の人しか知らないスポットを見たい
- その土地で摂れたものを食べたい
- 普段の日常を忘れたい
- いろんな場所に行きたい
- 人に話して笑いにできるエピソード体験をしたい
- いい思い出を作りたい
プロダクトデザイン
プロダクトデザインについての記事も以前書きました。
せっかくなら、この時参考にした「プロダクトマネジメントのすべて」という本の中のカスタマージャーニーマップを実際に今回のサービスで試してみようと思います。
カスタマージャーニーはプロダクトを使う時の体験のことです。
そして、カスタマージャーニーを時系列に沿ってまとめたものをカスタマージャーニーマップと言います。
カスタマージャーニーマップはペルソナごとにできるので、複数できます。
ということで、ペルソナをざっと考えてみたいと思います。
ペルソナは以下にしてみます。
- 名前:B太郎
- 年収:450万円
- 仕事:営業
- 勤務先:製薬会社
- 住居:東京都板橋区、賃貸アパート、駅徒歩5分
- 年齢:28歳
- 学歴:私大文系
カスタマージャーニーマップは上下2つの領域から成り、上はユーザーの行動と思考(感情、ペイン、ゲイン)、下はプロダクトの機能と、その強みと弱みを記載します。
試しに書いてみました。
本当は上下のユーザーとプロダクトの接点を書く必要があるようなのですが、書き忘れました。。
書いてみた結果として、
- 自分の行きたいと思える場所が出てこない
- 体験したいスポットなどが出てこない
- 予約への導線が無い
- どれくらいの時間で回れるかがわからない
などが弱点として挙がりました。
ここも機能として追加しておきたいです。
最後に
海外向けの英語のマッピングサービスも作ってみたくなりました。
【参考】
「プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで」
「鈴木さんの成功。 会社員から起業した時に待ち受ける「真実」の話をしよう。」
「良い戦略、悪い戦略」