この記事のゴール
canの過去形だけではないcouldの知られざる一面を知り、couldの使い方を習得する
couldとwas able toの違い
couldとwas able toってどっちも「できた」って訳して同じだと思っていましたが、微妙に違うっぽいです。
couldは一般的な能力(できること)に使い、was able toはある特定の状況下でできたことに対して使います。
またこの時、was able toの代わりにmanaged toを使う事ができます。
■ couldの例文:
He was great pianist when he was younger. He could win every contest.
■ was able to の例文(以下の場合couldは代わりに使えない)
He participated the contest yesterday. His condition was so good, and He was able to win the contest. (もしくはHe managed to win the contest.)
couldの例文の場合、彼は若いころすべてのコンサートで優勝する能力があったことを示しています。
一方でwas able to の例文の場合、昨日のコンサートという特定の場で優勝できたことを示しています。
couldは現在や未来の場合にも使う場合がある
canよりはできる可能性が低いものに対してcouldを使う事があります。
この時couldは現在や未来の事に対してのものです。
例えば以下のような場合です。
■例文(未来):
A: What shall we do tonight?
B: We could go to the restaurant.
上記の例の場合、レストランに今夜行けるかもしれないという状況です。(mayやmightに近い表現です)
未来についての会話ですがcouldを使っています。
この例文、couldではなく勿論「We can go to the restaurant.」とすることもできます。
その場合、確実にレストランに今夜行く事ができるという事を意味します。
確実性の違いでcouldとcanを使い分けるという事です。
確実な時はcan、可能性があるときはcouldといった具合です。
ちなみに現在の時に使うcouldの例文も載せときます。
■例文(現在):
I could change the schedule.
非現実的な場合はcouldを使(canは使えない)
非現実的な「できる」という表現にはcouldを使います。
この時canは使えません。
■例文:
I’m so energetic now. I could fly to the moon.
could have done
上記の「couldは現在や未来の場合にも使う場合がある」と「非現実的な場合はcouldを使(canは使えない)」は現在の事に対して使っていました。
この現在の事を表すcouldを使って過去の事を表したいって時はcould have doneを使います。
上記の例文を過去にして例文にしてみます。
■ 「できるかもしれない」のcouldで例文:
I had time yesterday afternoon. I could have change the schedule.
■「非現実的なできる」のcouldで例文:
I was so energetic yesterday afternoon. I could have flown to the moon.
一つ目の「できるかもしれない」のcouldで例文ではスケジュールを結局変更しなかったという事もポイントです。
couldn’t と couldn’t have done
今までの内容を踏まえるとcouldn’t と couldn’t have doneの使い方はある程度予想ができると思います。
couldn’tは「しないだろうこと」、couldn’t have doneは「しなかっただろうこと」ですね。
まとめ
今回はcouldにフォーカスしてみました。
couldはcanの過去形と言う立ち位置でもあるので「できた」と訳しがちですが、mayやmightに近い意味合いも持ちます。
非現実的なことに関してはcouldしか使えません。
そしてそれらのcouldが過去の事を言う時はcould have doneの形になります。
この記事のように一度列挙してみると意外と盲点だなぁと思わされます。
そしてこれらを盲点にしないまで使い込んで体に覚えさせていきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【参考】:English Grammar in Use