久しぶりに投資の本を読みました。
「ミネルヴィニの成長株投資法」
5年連続で3桁のリターンを上げ、年平均で220%、複利での総リターンは3万3500%を達成するという驚異的なパフォーマンスを残した“生ける伝説的トレーダー”の異名を持つマーク・ミネルヴィニの投資法が記された本です。
皆さんは投資うまくいってますか?
今回はこの本の中で紹介されている、ミネルヴィニが使っているSEPA(スペシフィック・エントリー・ポイント・アナリシス)戦略についてまとめたいと思います。
そして是非、興味があればこの本を読んでみてください。
投資をする際のお守りにもなりますし。
SEPA戦略とは
まず、SEPA戦略について説明します。
ミネルヴィニが作り上げたSEPA戦略は売買タイミングを磨き上げることに特化してきたことで作り上げられた戦略です。
それにより、とても正確なトレードも可能な戦略へと進化してきました。
SEPA戦略の目指すところは入手できるすべての情報から、リスクとリターンを見比べて、高確率で勝てるトレードを仕掛ける正確なポイントを見極めるというところになります。
SEPA戦略の5つのポイント
この記事の本題であるSEPA戦略の5つのポイントについて記載します。
- トレンド
- 上昇トレンドであること
- ファンダメンタルズ
- 売上高や利益の向上があること
- 上昇のきっかけ
- 並外れたパフォーマンスの背後には機関投資家の興味を引く上昇のきっかけがある
- 買い場のタイミング
- 売り場のタイミング
上記のポイントを踏まえ、この本を読んで重視していると感じたポイントは以下に2つに大別されていると思います。
✅業績(ファンダメンタルズ)
✅上昇しているチャート(トレンド、上昇のきっかけ、買い場/売り場のタイミング)
上記は結局のところファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を示しており、より具体的にどのようなタイミングで購入したらよいかなどをこの本では示しています。
ファンダメンタルズはどこを見ればいいのか、テクニカルはどのような形のチャートの時が買いタイミングかなどです。
では具体的にどこを見ればいいと書いてあるのかを見ていきましょう。
業績(ファンダメンタルズ)
まず、ファンダメンタルズについてですが、この本では選定する銘柄の基準を以下のように設けていました。これらの特徴を考慮してランク付けします。
- 決算報告書の売上高と利益
- 売上高や利益のサプライズが過去にあったか
- EPSの上昇とその勢い
- 売り上げの上昇とその勢い
- 会社発表の業績予想
- アナリストによる業績見通しの修正
- 利益率
- 業界と市場での地位
- 上昇のきっかけになり得るもの(新商品、新サービス、業界の新展開など)
- 同一セクターの銘柄と比べた時のパフォーマンス
- 株価と出来高の分析
- 流動性リスク
上昇しているチャート(トレンド、上昇のきっかけ、買い場/売り場のタイミング)
次にテクニカル分析の視点です。
まずどの銘柄も以下のような4つのステージを順に回る。
- 第1ステージ
- 底固めの局面で、投資家からは無関心な状態
- 値動きは横ばい
- 第2ステージ
- 上昇局面
- 機関投資家の買い集めが入り、株価は上昇
- 第3ステージ
- 天井圏
- 機関投資家が売り抜けている状態
- 第4ステージ
- 下落局面
- 投げ売りが起こり、株価は下落
このサイクルの中でも第2ステージで最大の上昇をするため、第2ステージを狙えというのがこの本での教えです。
そして肝心な第2ステージの特徴とは何なのかですが、この特徴は以下だとこの本には記されています。
- 大きく上げる日や週は需要が多くなるので、出来高がかなり増える
- 押し目になるとある程度出来高が減る
- 第2ステージの上昇が進行中と判断できて買いを考えるまでには、前の上昇で52週安値から少なくとも25~30%は必ず上げる
- 第1ステージから第2ステージへの転換の基準
- 株価が150日と200日の移動平均線を上回っている
- 150日移動平均線が200日移動平均線を上回っている
- 200日移動平均線が上向きになっている
- 高値と安値の切り上げが続いている
- 上昇のときに急増する出来高が押し目のときには対照的に少なくなる
- 商いを伴って下落した週よりも、商いを伴って上昇した週の方が多い
まとめ
今回は、上昇のタイミング(テクニカル)と要素(ファンダメンタルズ)について「ミネルヴィニの成長株投資法」に基づいて、この本に記載してある具体的な指標をまとめてみました。
私もこの基準に基づいて株式の売買を行っていきたいと思います。
今回はここまで。では、また。👋👋👋