「ヒット商品を生み出すコツとは?」 読書記録 #41 『ヒットの設計図 ポケモンGOからトランプ現象まで』

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はじめに

這須
這須

どうも、こんにちは、這須ダス太(ハウスダスタ)です。

這須
這須

皆さんはヒットやブームの火付け役になりたいですか?

這須
這須

私はなりたいです。

今回はヒットやブームには何か法則性があるのかと思い、この本を読んでみました。

「ヒットの設計図 ポケモンGOからトランプ現象まで」

這須
這須

これで私も皆さんもヒットを作り出せますね。

正確には、この本の中で特に着目したMAYAのルールに着目してこの記事を書きます。

そもそも、この本のテーマとしての問いは、

  • 音楽や映画などのカルチャーにおいて、人々が好む製品を作る秘策とは何か?
  • 同様のアイディアなのに、全くヒットしない製品とヒットする製品があるのはなぜか?

の2つであり、

1つめの問いは時代の変化によってはあまり変化しないものの、2つめの問いは時代によって変化しやすいようです。

で、この1つ目の問いの方が普遍性があると思いますので、ここに着目したいと思います。

その1つ目の問いへの設計図こそが、MAYAのルールであり、MAYAのルールの本質はこの本の中でも非常に大きく取り上げられています。

MAYAのルール

MAYAのルールの生みの親は20世紀最大のヒットメーカーの1人である、レイモンド・ローウィです。

MAYAはMost Advanced Yet Acceptableの略で、「思い切ったデザインでありながら、すぐに理解できるような製品に人は惹き付けられる」という意味です。

人の心は1方向にだけ引かれません。

「新しいもの好き」と「新しいものへの恐怖」が両方から人の心を引っ張ります。

これは新しさの魅力と、古い馴染みのある好ましさが両側にあって引っ張っている状態です。

人は新しい刺激が欲しい一方で、理解できるものがいいのです。

つまり、ヒットとは、例えば、古いオークの樽から生まれた新しいワインや、知人に似ている見知らぬ人のような「どこか馴染みを感じる驚き」を与えてくれるものです。

ここで注意なのがなじみ過ぎてはいけないということです。

人は同じ刺激を何度も与えられて、強要されているなと感じると、「なじみ感」の効果が急減するらしいです。

過激な宣伝は逆効果になります。

馴染みの度合いに注意しつつ、では、新しいアイディアはどのようにすればよいでしょうか。

新しいアイディアのコツは、これまでにあるものを一捻りしたかぐらいがちょうどいいです。

新しさで驚きを与えるのも、馴染みを感じさせるのも少しぐらいが良いようですね。

MAYAの教訓

MAYA理論から学べるどうやってヒットを生み出すのかという教訓を記載しておきます。

教訓①:消費者を知ること

優れたアーティストや起業家は消費者より天才であることが多いです。

しかし、消費者がどんな生活をしているのかなどは、消費者全員よりも無知です。

消費者の生活や、何が消費者を感動させるかなどを知りません。

消費者の馴染みのあるものを知ることが、消費者の心を開くカギとなるはずです。

教訓②:消費者に馴染みがあるものを売るときはそこに驚きを加え、消費者を驚かすものを売るときは馴染みを加える

急進的なアイディアの場合、人々の理解に合わせる努力をします。

なじみのあるものである場合、そこに独創的な新しさを加えます。

新しさを馴染みで調整し、馴染みを新しさで調整するって感じですね。

教訓③:人は時に何かを好きになるまで、自分が何を欲しているのかわからないことがある

消費者たちに、新しいものの面白さを知らせようとしても、消費者が最初から欲していないものなこともあるということですね。

実際、先駆者が、新しい方向へ引っ張っていくことも必要だということです。

その他、ヒットを生み出すにあたってためになったヒント

以下にこの本に書いてあったヒットを生み出すヒントとして参考になったことを記載しておきます。

  • 韻が踏まれている文(例:Woes unite foes)は同じ意味で韻が踏まれていない文よりも内容が正しいと感じやすくなる。つまらない考え方でも賢明なもののように聞こえさせる。
  • 消費者は自分が求めている商品の本当の価値がわからない時には企業のロゴマークに頼るが、自分でその商品の「絶対価値」を見つけ出せるようになると、消費者は宣伝もブランドも無視する。
  • 好きな理由を多く考えると考えるのがしんどくなり、そのしんどい気分が対象となるもののせいであるかのように思えてしまう。
  • 大ヒット作品の多くが、明確に定義された小集団を対象に作られたものであることが多い(規模のパラドックス)

まとめ

今回はヒットを生み出すヒントを見つけるためにヒットの設計図を読んでみました。

個人的にはこの記事にも書いたMAYA理論を意識するのがまずは大事なのかなと思っています。

また、教訓のところにも書いてますが、消費者を知る努力もとても大事になってくるかと思います。

良質な新しいアイディアを無駄にしないように、なじみ感入れていきたいと思います!!

今回はここまで。ではまた。👋👋👋



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