■「億を稼ぐ小説を生み出すためのキーワード『想造』とは!?」(読書記録 #35:「小説家になって億を稼ごう」)

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皆さんは億を稼ぎたいでしょうか。

私は稼ぎたいです。

今回はそんな億を稼ぎたい私がタイトルで釣られて買った「小説家になって億を稼ごう」という本から億を稼ぐ小説を書くための流れをまとめておこうと思います。

先に結論から言います。

億を稼ぐ小説を書くためにキーとなるのはズバリ「想造」です。

想造とは「脳内で物語を作り出す方法」とこの本では定義しています。

では、一体、なぜ想造が大事で、どうやって想造を行っていけばよいのでしょうか。

この記事ではそれを分かるようにまとめました。

ぜひ読んでいってください。

なぜ想造が大事か

なぜ想造が大事なのでしょうか。

それは全ての現代小説は映像世代の脳を前提と書かれているため、文学は漫画や映像作品と対立するものではなくて、それらがあってこそ成り立つ芸術だからです。(小説を読むこと自体を楽しむ人はごくわずかです。)

そして、小説家の役割とは空想できない人の脳内に、小説家自身の空想力を分け与えることになります。

よって「想造」が大事になってくる訳です。

直ちに取材を行ったり、執筆を始めることはせずにまずは「想造」が大事になってきます。

一体、どうやって想造をしていくのか

では、実際に「想造」を実践し、小説を書いていきましょう。

今回もまず結論から書きます。

以下のステップを踏むことで小説を「想造」していきます。

顔写真入りの登場人物 メインの7人を決める

顔写真入りの登場人物 サブの5人を決める

舞台を設定する

★想造する(ここがメイン)

波乱(クライマックス)(ここまでで想造は完了)

それでは一つ一つ具体的に見ていきましょう。

顔写真入りの登場人物 メインの7人を決める

まずはメインの7人を決めます。

  • 自分の好きな俳優を7人選び、顔写真をネットからダウンロードする
  • 顔写真を印刷し壁に貼る
  • 男女比は四対三とし、男女のどちらを一人多くするかは自由
  • この7人の俳優たちは脳内で登場人物を演じるメインキャストとなる

顔写真入りの登場人物 サブの5人を決める

次にサブキャラクターである5人を決めていきます。

  • メインほどは華やかではないが、一癖も二癖もある脇役を5人決めて写真をダウンロード
  • サブキャラクター5人を、メインの7人の下に並べて貼る

舞台を設定する

次に舞台を設定します。

  • 風景写真を三か所ネットからダウンロードして印刷する
  • 上記で壁に貼った12人の登場人物の下に貼り付ける

想造する

はい、ここまできて、今回の主題である想造をしていきます。

  • 12人の登場人物と3ヶ所の風景が貼られた部屋でしばらく寝起きして過ごす
  • 部屋にいる間はそららを眺め、登場人物たちの動きを空想する
  • 最初はただ情景を思い描き、そこから行動の意味を連想していく
  • けして「物語を作ろう」と力まず、脳内で登場人物たちに生命を与えていく
  • それぞれが自発的に動き出すのを待ち、その行方を追っていく
  • 壁には何も書き込まない、登場人物たちの関係を線で結んだりしない(まだメモをとってはだめ)

波乱(クライマックス)

想造が進むと、大なり小なり波乱が起きます。

  • 最初はまだ大きな波乱ではないので、納得のいく解決方法を空想する
  • 波乱を乗り越えてしばらくしたらより激しい波乱に直面させる
  • 想造を正しくしていれば、波乱の連続はどんどんと苛酷になっていく
  • やがてどうしても乗り越えられない波乱にぶつかる
  • 一週間考えても解決不可能であれば、それが本当の山場
  • 解決不可能な難題を解決するため、ここではじめてメモをとる

まとめ

今回は億を稼ぐ小説を生み出すための方法である「想造」について書きました。

個人的にはメモをとらないという方法はとても斬新でした。

しかし、その理由は読者が空想しやすい作品をつくるためだというとても理にかなった考え方でした。

近いうちに小説書いていくかもしれないです!

この本には小説の書き方だけではなく小説家としてのノウハウも記載されています。

例えば、

事前に募集要項をよく読みます。「出版に際しては既定の印税が支払われる」と書いてある公募のみに絞ってください。この文言がなければ、受賞作を発売した時の報酬は、賞金に込みになるかもしれません。どんなに売れても著者に印税が入りません。小説自体が出版社に買いとられてしまうリスクもあります。

とか、

出版契約について「どのようなかたちでも結構です、おまかせします」と言ってしまうのは、知人の借金の連帯保証人になるのと同じくらい悪手です。そういう発言を、著者が誠意の証と考えていても、編集者はそのように受けとってくれません。

とかです。

もし、興味があれば読んでみてください。

今回はここまで。ではまた!👋👋👋



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