文法と向き合う日記、今回はevenに向き合います。
evenとは「でさえ」のような訳し方をすることで有名ですが、どんな場面に使うのでしょうか。
チェックしていきましょう。
使う場面
evenは普通では考えられない場面や、驚かされるような場面で使います。
次の例文を見てみましょう。
- The dog learned to fetch the newspaper even without being trained.
- 訓練されていなくても、その犬は新聞を取ってくることを覚えた。
普通は犬は訓練されていないと新聞を取ってこないけれど、訓練なしという普通ではない場面で新聞をとってくることを覚えたということにevenを使っています。
訓練なしという普通ではない場面でのevenです。
どうやって使うのか
では、一体、evenをどうやって使うのかを見ていきましょう。
evenの使い方は以下の3つです。
- 一般の使い方
- 比較級と一緒に使う使い方
- though, when, ifと一緒に使う使い方
それぞれ見ていきましょう。
一般の使い方
まず一般的な使い方です。
上記の犬が新聞を持ってきた例文のところでも述べたように、普通では考えられない場面や、驚かされるような場面で使います。
他にも2つ例文を載せておきます。
- He completed the marathon even with a sprained ankle.
- 彼は捻挫した足首でさえマラソンを完走した。
- She didn’t even say goodbye before leaving.
- 彼女は去る前にさえ、さようならを言わなかった。
比較級と一緒に使う使い方
even + 比較級の使い方です。
以下のような例文になります。
- This summer is even hotter than last year.
- 今年の夏は昨年よりさらに暑いです。
この場合も「普通では考えられない場面や、驚かされるような場面」で使われます。
今回の例文で言うと予想以上に暑い事を強調しています。
though, when, ifと一緒に使う使い方
even though / even when / even if + S + V
という形をとります。
例文を載せます。
- Even though he is young, he is very responsible.
- 彼は若いけれども、とても責任感が強い。
- He smiles even when he’s feeling down.
- 彼は落ち込んでいる時でさえ、微笑んでいます。
- Even if it rains, we will go hiking.
- たとえ雨が降っても、私たちはハイキングに行きます。
この場合も、「普通では考えられない場面や、驚かされるような場面」で使われています。
例えば3つ目の例文「Even if it rains, we will go hiking.」でevenを使わない場合は、
「If it rains, we won’t go hiking.」となるでしょう。
つまり、普通では雨が降っていたらハイキングにはいかないにも関わらず行こうとしているのでevenを使っているという訳です。
まとめ
evenは「普通では考えられない場面や、驚かされるような場面」と覚えておけばいろいろなところで使えますね。
あとは上記の3パターンを使い分けていくわけです。
【参考】:English Grammar in Use

