sayの過去形にsaidがあります。
これの用法について今回まとめてみたいと思います。
そんなに用法ある?って感じですが、それなりにありました。
sayの過去形だけじゃないsaidの意外な一面をお楽しみください。
この記事のゴール
saidとsaidに関連した表現を習得する
It is said that ~ / <somebody> is said to ~
「~と言われている」って表現です。
「誰かがと言っている」という表現とも置き換えられます。
■ It is said that ~ の例文:
It is said that he is genius.
■ <somebody> is said to ~の例文
He is said to be genius.
ちなみにこの「It is said that ~」や「<somebody> is said to ~」のように「It is ●● that ~」や「<somebody> is ●● to ~」のような表現ができる動詞は他に以下のようなものがあります。
- alleged
- believed
- considered
- expected
- known
- reported
- thought
- understood
「said to」と同じ意味になる表現「supposed to」
supposed toはsaid toの代わりに使う事ができます。
■例文:
He is supposed to be genius.
ただし幾つかsupposed toにも+αで特徴があります。
supposed to の特徴①:予測することとかをいう時に使う
saidの意味以外にもsupposed toはするつもりがある(intend)ときや、手配する(arrange)ときや、予測する(expect)ときに使います。
しばしば現実とは異なるときに使います。
■:例文
The report is supposed to be a top secret.
この例文では「報告は秘密にするつもりがある」というintendの意味合いをもちます。
supposed to の特徴②:not supposed to <do> <something>
許可されないようなこと、しない方がいいことに対して使います。
■例文:
You’re supposed to smoke a cigarette here.
<somebody> said that ~ (reported speechという用法)
誰誰が~と言っていたという表現です。
reported speechといわれます。
これそれなりに気を付けるべきルールがあるので注意が必要です。それも含めてまとめていきます。
標準的な使い方は以下のような感じです👇
■例文:
Mike said that he wanted to buy a new car.
ここでsaidの後のthatの中の動詞は過去の形(past form)になるのですが、現在にも同じ状況が続いているなら現在形でもOKなんです。
つまり、今回の場合で言いますとMikeが新しい車をまだ欲しい状態である場合です。その場合は
「Mike said that he wants to buy a new car.」
でもOKってことです。
もちろん
「Mike said that he wanted to buy a new car.」
とも使えます。
という事は現在は状況が変わっている場合は過去の形(past form)にしなければならないってことです。
現状Mikeはもう新しい車は欲しくないと思っていたら
「Mike said that he wanted to buy a new car.」
しか使えないってことですね。
言っていた事と本当の事が異なっていた場合→past formを使う
言っていた事と本当の事が異なっていた場合は過去の形(past form)を使います。
これは現状とは異なっている場合は過去の形(past form)にしなければならないってことに近いと思うので使う時に特に違和感を感じると言ったことはないと思います。
■例文:
I didn’t expect to be able to buy the wine. Mike said that the wine was sold out.
誰かに言う時はtellを使う
これはまず例文を見てみた方が分かりやすいかもしれません。
■ tellを使った例文:
Mike told me that the win was sold out.
■ saidを使った例文:
Mike said that the wine was sold out.
tellを使った場合、誰誰に言うの誰誰がtellの後についているのが分かります。told meのmeですね。
一方でsaidはその誰誰にあたるものがありません。
しかし、say <something> to <somebody>という言い方はできます。
■ 例文:
Mike said hello to me.
とかですね。
ちなみに+αで、tell/ask <somebody> to do <something>
特にtellとaskで見られる使い方ですが、tell/ask <somebody> to do <something>という表現で使う事ができます。
状況としては「誰誰に~することを言う」とか「誰誰に~することを頼む」とかという場合で使うフレーズですね。
■ tellの例文:
The doctor told me to check my weight.
■ askの例文:
Mike asked me to help him.
といった具合です。
まとめ
はい、という事で今回はsaidとsaidに関連するフレーズをまとめました。
意外とありましたね。
シチュエーションを抑えつつ、使っていきたいかと思います。
今回はここまでといたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。
【参考】:English Grammar in Use
English Grammar in Use Book with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English