前々回の記事では「~ing」しか後ろに取らないverbを取り上げました。
前回の記事では「to do」しか後ろに取らないverbを取り上げました。
今回の記事では「verb + to do, verb + ~ingで意味が変わってくる曲者たち」と「使い方に癖がある者たち」を取り上げます。
というか、前々回の「~ing」しか後ろに取らないverbの時にstop ~ing とstop to doの違いについては書きました。
あと、今回で「英語の勉強と向き合う日記」は20記事目に到達しました。ここに関してはこの記事のまとめのところに感想でも書いておきます。継続は力なり!
この記事のゴール🤩
「verb + to do, verb + ~ingで意味が変わってくる曲者な動詞」たちの使い方を習得する
「verb + to do, verb + ~ingで使い方に癖のある動詞」たちの使い方を習得する
remember
後ろにingが付く場合は「行動→覚えている」
後ろにingが付く場合はそのingの行動を行った後にそのことを覚えているという意味合いになります。
■ 例文:
I remember locking the door.
この例の場合、鍵をかけたのを覚えているという意味なので「鍵をかける」→「そのことを覚えている」と言う風に「行動→覚えている」という流れの意味合いになります。
後ろにto doが付く場合は「覚えている→行動」
rememberの後ろにto doが付く場合はこれから行動する事を覚えているという意味合いになります。
■ 例文:
I must remember to pay the tax.
この例の場合、これから税金を払う事を覚えていないといけないという意味なので「覚えていることをこれから行う」といった感じで「覚えている→行動」という流れの意味合いになります。
以上を踏まえると以下のような図になります。
regret
後ろにingが付く場合は「したことに対して後悔する」
regretの後ろにingが付く場合はしたことに対して後悔するという意味合いになります。
■ 例文:
I regret buying this pizza.
この場合、ピザを買った事を後悔しています。もうすでにピザは買っている状態という訳ですね。
後ろにto doが付く場合は「することに対して残念に思う」
regretの後ろにto doが付く場合はこれからすることに対して残念に思うって意味合いになります。
残念に思う事をわざわざするなよって思うかもしれませんが、これを使う時は以下の3つのパターンです。
😥regret to say
😥regret to tell you
😥regret to inform you
つまり、これから話すことを残念に思うという事です
■ 例文:
I regret to tell you that news.
以上を踏まえると以下のような図になります。
go on
後ろにingが付く場合は「同じことを続ける」
go onの後ろにingが付く場合は「同じことを続ける」の意味合いになります。
■ 例文:
I’m tired. I can’t go on working.
後ろにto doが付く場合は「新しいことをする/言う」
go onの後ろにto doが付く場合は「新しいことをする/言う」の意味合いになります。
■ 例文:
After talking about bike, Mike then went on to talk about his car.
自転車について話した後に車の話をしています。
今までとは別の新しい事を話しています。
こういう新しい事を言うときにto doを使います。
以上を踏まえると以下のような図になります。
try
後ろにingが付く場合は 「できたこと」
tryの後ろにingが付く場合は「できたこと」に対して使います。
■ 例文:
I needed the information. So I tried to read the sentence written by English.
英語で書かれた文を読んでみたっていう事ですが、ingが後ろについているので英文を読んでみて結果読めている(できた)という事になります。
後ろにto doが付く場合は「できなかったこと」
一方で後ろにto doが付く場合は「できなかったこと」に対して使います。
■ 例文:
I tried to read the sentence written by English, but it is was too difficult.
英語の文を読んでみたっていう例文ですが、to doが後ろについているので英文を読んでみて結果読めなかった(できなかった)という事を意味しています。
以上を踏まえると以下のような図になります。
need
後ろにingが付く場合は 「される必要があること」
needの後ろにingが付く場合は「される必要があること」の意味を示します。
■ 例文:
His car needs repairing.
彼の車は直❝される必要がある❞ってことですね。
なのでingが付く場合は主語がものになるので、「<something> needs doing」という形で覚えておくのが良いでしょう。
後ろにto doが付く場合は「それをする必要があること」
needの後ろにto doが付く場合は「される必要があること」の意味を示します。
■ 例文:
He needs to come to the party.
彼はパーティーに❝来る必要がある❞ってことですね。
なのでto doが付く場合は「need to do <something>」という形で覚えておくのが良いでしょう。
以上を踏まえると以下のような図になります。
help (使い方に癖がある)
toの省略
helpはhelp to doの形をとりますが、このtoを省略することが可能です。
■ 例文
He helped me to repair my car.
でも
He helped me repair my car.
でもOKってことです。
<I> can’t help doing <something> という表現
<I> can’t help doing <something>という表現があります。
これは「自分自身で止めることができないこと」を意味します。
ですので、
■ 例文:
He can’t help laughing.
とすると彼は自分自身で笑いを止めることができないってことを意味します。
like/love/hate (使い方に癖がある)
like/love/hateは繰り返ししている行動について話す時に使えます。
例えば
■ 例文:
He likes cooking for his friend.
= He likes to cook for his friend.
とかです。
ただ、ingでしか使えない場合があります。それは「そのしている行動の状況がすで存在している」場合です。この場合ではingしか後につきません。
例えば
■ 例文:
Do you like being a teacher? (あなたが現在、先生である状態で)
であれば、ingしか後につきません。like to beとならないってことですね。
I like doingとI like to doで時折意味が異なってくる
ちなみにlikeですがl like doingは簡単で「それしていて楽しい事」です。「楽しいから好き」ってことですね、一方でI like to doは「するとよい事だが、必ずしも好きな事ではない事」です。
比較して見ましょう。
■ 例文:
I like cooking for family.
→これは正真正銘料理をしていて楽しいってことで「料理が好き」ってことですね
■ 例文:
It’s not my favorite job, but I like to cook for family as often as possible.
→これは料理が好きではないけど、「料理はするとよい」ってことになります。決して好きな事ではないってことですね。
prefer (使い方に癖がある)
preferは「より好む」って動詞ですが、これも使い方に少し癖があります。見ていきましょう。
まずpreferの後にはingもto doもどちらも付けられるのですが、ingの後は比較対象to doingとしてついて、to doの後にはrather than (do)が付くことに注意です。
つまり
😍 I prefer doing something to doing something else.
😍 I prefer to do something rather than (do) something else.
という形になるという事です。
ちなみにdoingとto doを使わず
😍 I prefer something to something else.
という形をとることもあります。
■ ~ingが後につく場合の例文:
I prefer playing a piano to playing a guitar.
■ to doが後ろにつく場合の例文:
I prefer to play a piano rather than a guitar.
preferの「より好む」って表現はまだ使い方があるのですが、今回の記事の趣旨とはずれるので次回の記事にまとめようと思います。
まとめ😎
はい、今回はボリューミーでした。
to doが付く場合とingが付く場合で異なってくる動詞たち。微妙な癖はやっかいですが、形を身に染み込ませていきましょう!
そして今回の記事は「英語の勉強と向き合う日記」の20記事目です。
僕のブログでこんなに続くシリーズは他にないですね。
英語ブログになりつつあるこのブログ。ブログも英語の勉強も継続が一番の近道かと思いますので続けていこうかと思います。
一応、この記事で約3分の1が終わった感じです。
なので全体で60記事くらいになるかと思います。
はい、ということで、今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。
【参考】:English Grammar in Use
English Grammar in Use Book with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English