「FULL POWER」を読んで自分を変える方法を知った #読書の記録(71)

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日常で思うこと

今の自分を変えたいという思いは誰しもが持っている事だと思います。

ただ、自分を変えるためには強い意志が必要です。

でも本当にそうなのでしょうか。

その意志に変わる何によって自分を変える方法が書かれているのがこの本「FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略」です。

結論から言うと、鍵となるのは「環境」です。

要は環境をかえりゃいい

自分を変えるためには行動が必要です。

例えば、痩せるためには筋トレをする必要があります。

そしてその何かをする(行動する)ためには次のような根本的な理由があります。

  • 自分が本当に何を求めているかを分かっていない
  • 目標に対する欲求がそこまで強くない
  • 自分自身と自分の目標に投資できていない
  • 目標に相反する環境にいる

この4つの整合性が取れた時に自分の中の葛藤は無くなり、そのための意志力を使わなくてもよくなります。

逆にこの4つの整合性が取れていないなら、意志力を使いながらも最小限しか進めないので注意が必要です。

本当にコミットメントできている人は自分の中の意志の強さに頼る事ではないです。

目標に向けたコミットメントができている状態というのは、すなわち、以下のことを表しています。

  • 事前に投資するということ
  • 公言するということ
  • 期限を設定するということ
  • フィードバックを貰える仕組みや自分が責任を追える仕組みをいくつか作るということ
  • 自分の決意に反するものはすべて環境から取り除くか変更するということ

そして、これは「目標を確実に達成できる環境」を自分で作り上げることを意味します。

ここがミソで、普通の自己啓発のアドバイスだと、「自分のために何ができるか考える」ことを掲げ、自分にフォーカスするようにします。

しかし、この本では自分の周り、つまり環境に焦点を当てます。

そして、その環境を自分でデザインできるようになることで、自分を変えようとするのです。

よって、成功せざるを得ないような状況をを作り出すことです。

例えば、

  • 仕事に集中したいなら、「気が散ってしまうようなもの」は仕事環境から取り除きます。
  • 健康的な食生活を送りたいなら、自宅にある不健康な食べ物を全て取り除きます。
  • クリエイティブなインスピレーションを得たいなら、都会から1~2日離れてリラックスします。
  • モチベーションが欲しいなら、今よりも多くの責任を背負い、成功と失敗のどちらのリスクも上げます。

人自体が早く一つの環境から別の環境への順応ができる生き物です。

ですので、環境を変えて、その環境に順応していく事が大事です。

偉業とは自分が持てる潜在能力をすべて発揮しなくてはならないような状況に立ち向かう事でできることです。

状況に求められれば、普通の人でも倍の能力を発揮できます。

環境を変え、その環境における自分の役割が変えていきます。

今の自分を変えるという事です。

これを上手くやるために以下のことに注意する必要があります。

  • 自分に何ができるかは、意志力でなく状況によること
  • あるゆる環境にはルールがあること
  • あるゆる環境には上限があること
  • 人の価値観は絶対的ではなく相対的であること
  • 人は常に役割を演じているということ

「最有効戦略」=強ストレス + 強回復

成長に必要な環境とはどんな環境なのでしょうか。

それは、強ストレスな環境と強回復な環境をシフトし続ける必要があります。

多大な努力が必要な環境(オン) ⇔ ゆっくり休める環境(オフ)

またクリエイティブな発想を閃くには日常のストレスや苦労から遠く離れた環境の中で生み出せます。

休暇、旅行、デジタル断ちはとても必要です。

仕事中にはわずか16%しか閃く確率が無いそうです。

環境をコントロールするための4つの原則

自分自身で環境をコントロールしていく事が大事です。

環境をコントロールするための4つの原則は以下です。

  • 「ガジェット」と距離をとる
  • 仕事から完全に離れる時間を設ける
  • 奴隷を辞める
  • 人間関係を見直す

ガジェットと距離をとるのは分かりますね。スマホと距離を置きましょう。

仕事から完全に離れる時間も必要です。これは絶対に必要です。

奴隷を辞めるというのは、衝動ではなくきちんと自分で意識して行動するべきと言う事。

だから、カフェインやスマホなどのテクノロジーの奴隷にならないことです。

人間関係の依存性は人との健全な繋がりの欠如が顕在化したもので、さらなる孤独を生む悪循環になる危険性があります。

悪魔の囁きに心が折れないためのポイント

何かを成し遂げるためには、継続した努力が必要ですが、時に悪魔の囁きに甘えたくなる時もあります。

そんな時に役立ちそうなことをこの本からピックアップしてみました。

  • 条件の力で乗り切る
    • ⇒あらかじめ条件を決めておくと良いという事です。「もし、〇〇したら××する」という反応をあらかじめ決めておきましょう。例えば、「台所に行ってポテチをつまみ食いしたくなったら、大きなグラスで水を1杯飲む」とかね。
  • 公言する
    • ⇒実践することを他人に報告しましょう。そうすればリソースを目標につぎ込むようになります。
    • また、効果的に学ぶにはフィードバックを一貫して受けることが必要不可欠だということも研究から分かっているため、他人の目、指摘も大事になってきます。

成長(成功)する要素

成長するために行動は必要ですが、そのために必要な要素をこの本からピックアップしてみました。

学習

成長できる人は柔軟な学習者でいられます。

環境が変化したらそれにあわせて、自分自身を変えていけるわけです。

「自分がこういう人間だ」という見方に過剰に自信を持ち、過度に凝り固まっていて、中々成長できません。

成長(成功)には痛み、不快感、衝撃、などの感情が伴います。

  • あらゆる行動は恐怖や不安を避けようとすると、「他人から期待されているだろう」と自分が思う行動だけをとってしまいます。

それは環境の変化に内在する「曖昧さ」であったり、「目新しさ」であったり、「逆境」によって感じるものです。

それを受け入れた先に成長が待っています。

モチベーション

また、成功できるかというのは概して、どれだけ投資しているかということから判断ができます。

ですので、メンターシップの他にも、たとえばオンラインのコースやイベント、書籍など、何かしらの教育プログラムにお金を投じるべきです。

モチベーションの観点からも、何かを起こすモチベーションが持てるのは、何かに投資したときだけです。

厳しい環境に飛び込むということで自分のアイデンティティを作り直してくれるのに身を任せることができます。

そして、これは、新しい役割を引き受け、新しい環境の文化を吸収することでできるようになっていきます。

さらにこの新しい環境において、学んだことを適用するには、投資で得たモチベーションを上手く乗りこなすことが大事です。

プロセスの戦略

ものごとのプロセスには主に以下の3つの戦略に分けられます。

  • 最適化
  • 自動化
  • アウトソーシング

環境を整えることが最適化です。

物事を効率よく機能させ、それを阻害するものは全て自分の環境や人生から排除します。これが最適化です。

次に、最適化したら、テクノロジーを使って可能なものはすべて自動化します。

自動化したら、残ったものをアウトソーシングします。

最後に

僕もまずは環境を変えてみます。

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