Netflixを知るために「ネットフリックス vs. ディズニー」を読む #読書の記録(74)

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はじめに

以前、Netflixを知ろうと思ったことがありました。

その時に本を数冊買いました。

先日、それらの本を一気に読みました。

今回は、Netflixを知るために読んだ本をまとめていこうと思います。

その第一弾としてこの記事を書こうと思いました。

一冊目は、「ネットフリックス vs. ディズニー ストリーミングで変わるメディア勢力図」です。

Netflix

Netflixの特徴①:多様性

Netflixのコンテンツはまず多様性があります。

40言語に対応。

そして、世界各地の地域性・ローカル性・言語ごとに特徴づけられる映像文化を十分尊重したコンテンツ作っています。

Neflixの特徴②:テクノロジーの活用

Netflixはコンテンツ制作に視聴者データを徹底して反映させる仕組みを構築しました。

従業員7,000人の約半数はデータ分析を専門とするIT技術者です。

そのデータ分析を活用して成功したのが、2013年の「ハウスオブガード」です。

Neflixの特徴③:コンテキストが求められる

幹部に求められるのは、コントロールの考え方ではなく、コンテキストです。

上司は、できるだけ多くの情報をチームと共有し、監督や指示がなくてもスタッフが優れた意思決定をして成果を上げられるようにします。

これにより、部下の意思決定能力が鍛えられて、自分の力で優れた判断を下せるようになっていきます。

Neflixの特徴④:投資の出し惜しみをしない

Netflixのコンテンツへ投資は、他のメディア企業に比べても大きいです。

世集まった資金は出し惜しみしないで、より良いコンテンツ作りに回します。

Netflixのサブスクリプションについて、1加入者平均10ドルとしたら、毎月20億ドルの収入があることになります。

年額にすると240億ドル。

この半分を惜しみなくコンテンツに投入しています。

これはメディア各社の6倍の投資額になります。

そして、Netflixは視聴者データの分析を全てのビジネスの出発点としていて、ここにも投資をしています。

膨大な視聴パターンを分析し、個人の好みに合わせて作品を紹介する仕組みを提供します。

だから、AIなど最先端の技術分野にも大きな投資をする。

通信環境が悪い地域でも高画質での視聴を可能にするなど、テクノロジーでビジネスを拡大しようとします。

そうすると、視聴環境が良くなり、ユーザーが増え、コンテンツ投資が可能になります。

ハリウッドビジネスではこうした好循環の実現は難しいです。

映画やテレビドラマの企画ごとに資金調達をする旧来型のビジネスモデルで、コンテンツの制作・劇場公開を進める方式だからです。

これでは、映画館興行から始まり、しばらく経ってDVDを販売。その後、ケーブルテレビなど有料放送への提供、そして、2年ぐらい経って最後に地上波無料放送という流れになります。

これでは改善までのサイクルのスピードが遅いです。

賞レースにおけるNetflix

Netflixのサブスクリプションの中で完結するコンテンツ提供は賞レースで度々苦戦を強いられてきました。

2017年では、フランスのカンヌ映画祭から締め出されます。

この年は、ポンジュノ監督のオクジャとアメリカのノア監督のマイヤーウィッツ家の人々の2作品を出品しました。

その際、これらの作品の劇場公開はしないで、映画祭終了後すぐネット配信をする計画を表明していました。

しかし、カンヌ映画祭事務局は「出品作品はフランスの映画館で上映することが前提だ」と異議を唱えます。

フランスでは、映画館を守るため、劇場公開後3年を経ないとネット配信はできないルールがあるため、劇場公開しない作品は、映画祭として受け入れることはできないというのが事務局の言い分になります。

またアカデミー賞でも原則として前年の1年間に上映された映画で以下の3つの条件を満たしたものに限定されます。

  • ①ロサンゼルス郡内の映画館で連続7日以上上映された映画である事
  • ②有料で公開された40分以上の長さの映画である事
  • ③劇場公開以前にテレビ放送、ネット配信、ビデオなどで未公開の映画である事

選考は、アメリカの映画産業従事者団体である映画芸術科学アカデミー会員の無記名投票で行われ、ほとんどがハリウッドの業界関係者で占められていています。

映画記者や評論家は少なく、このため、ハリウッド製作作品の受賞が多いとされてきた。

アカデミー賞でもNetflix作品は不利な状況でした。

新しいコンテンツはいつでも既存のやり方に振り回されるので仕方ないとも言えますね。

仕組み上のギャップもあるため、非常に

Disney

2020年にディズニーのCEOになったアイガーのかかげたビジョンは以下の3つ。

  • ①:良質なオリジナルコンテンツを創り出すことに時間と資金の全てを費やす
  • ②:テクノロジーを使って良質なコンテンツを作り、時代にあった手法で消費者と繋がる
  • ③:中国やインドといった世界で最も人口の多い地域を開拓し真のグローバル企業を目指す

コンテンツでは、Neflixは世界各国のローカルのオリジナル主義ですが、ディズニーは豪華対策主義です。

Netflixとディズニーを比較してみましょう。

  • コンテンツの特徴
    • Netflix
      • 世界各国のプロデューサーや制作者と協力して、視聴者データを駆使しながらその国・土地ならではのコンテンツを発掘して制作する
    • ディズニー
      • ディズニー所有のディズニーアニメ、マーベルの「アベンジャーズ」シリーズ、ルーカスフィルムの「スターウォーズ」の発展形を絶え間なく制作することに全神経を注力する。このため両社のコンテンツは競合しない。
  • 制作体制について、
    • Netflix
      • アメリカの他ロンドン、マドリード、シンガポール、ブラジルなど言語に応じて各地域に拠点を設けている
    • ディズニー
      • 主にロサンゼルスの本社、スタジオを拠点とする一極集中型
  • 目指す先
    • Netflix
      • 世界一のインターネットテレビ局
    • ディズニー
      • 世界一の総合メディア企業

最後に

データが少し古いのですが、参考になるポイントもいくつかありました。

ディズニーもサブスクリプションサービスを開始して久しいですが、そのブランドから金額が高めである印象はあります。

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