読書まとめNote #4「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない」

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今回は「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない」を読んだのでそれをまとめてみました。

僕は「諦めなければ夢は叶う」という言葉はあまり好きではありません。

いや、正確には「諦めなければ夢は叶う」と責任を持たずに言われるのが好きではありません。

挑戦には何より時間がかかります。努力には時間がかかります。夢が高ければ高いほど時間がかかります。もし、挫折したときに「諦めなければ夢は叶う」と責任を持たずに言う人は挫折した人にどんな言葉をかけるのでしょうか。

今回は、「諦める」ことについて書かれた一冊の本を読んだのでこの記事でアウトプットをしていこうと思います。

「諦める」ことに向き合うとてもよい機会となりました。

今回まとめる本👇(Amazonへのリンク)


諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない

🤩この記事のゴール

「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない」をアウトプットすることで理解を深める。

「諦める力」を身に着ける(身に着けたい。)

この本を読むとこうなれる📕

挑戦することを選べられるようになる

挫折に対して向き合える

逃げることと諦めることは同じことじゃないという価値観が身につく

この本の概要📕

著者は為末大氏。オリンピックに3度出場したトップアスリートです。
そんなトップアスリートが自身の競技生活を通してたどり着いた一つの価値観を記しています。

また、限られた人生を生きるためのよりよい選択が「諦める」ことであること自身の経験から記しています。

こんな人におススメ🙋‍♂️

今から何かに挑戦しようとしている人

挑戦していることに挫折しそうになった人

挫折を経験した人

個人的なポイント✨

個人的に印象に残ったポイントを引用させていただきつつまとめていきます👇👇👇



🔹勘違いに気を付けて!

自分の努力次第で手の届く範囲があり、努力しても手の届かない範囲がある。努力で進める方向は自分の能力に見合った方向。だからこそその方向かどうかを考える。自分とまったく接点のない人に憧れて、自分の短所を埋めているつもりが長所を削りとっている人はかなりいる。これが所謂、「憧れの罠」

🔹勘違いをしないように気を付けつつ選択を絞って!

人生は可能性を減らしていくもので、なれるものやできることが絞りこまれていく。どんな可能性があるという状態は何にも特化できない状態でもある。できないことの数が増えるだけ、できることがより深くなる。👉自分がしたいものにある自分の思いの原点にあるものを深く掘り下げると目的に向かう道が無数に見えてくるが、道は一つしか選べない。

続ける事は本当にいい事?やめない理由は大きく2つある。

①好きなことだからやめない

②今まで続けてきたからやめない

②は努力すればどうにかなるという考え方。一生懸命やったら見返りがある、という考え方は、犠牲の対価が成功という勘違いを生む。

日本人は「やればできる」という言葉が好きだが、とある矛盾がある「できない人はみんなやっていない」ということ?ってこと。

そして、日本人は「せっかくここまでやったんだから」という考えによく縛られる。なので日ごろから希望と願望の違いを客観的に見る癖をつけておくべき。(割り切る線引きを決めておく)


🔹 挑戦・勝負について

全力で試してみた経験が少ない人は「自分ができる範囲」について体感値がないので高すぎる目標を設定して自信を失ったり、低すぎる目標ばかりで成長できなかったりする。転ぶことや失敗を怖れて全力で試すのから逃げてきた人はこの「自分ができる範囲」に対するセンスを欠いていて、それこそが一番のリスクになる。

締め切りを伸ばすことには快楽がある。無意識のうちに快楽におぼれないように気をつけること。自分が決めたやめるという基準を自分の決断で先延ばしにしているわけではなく、実際は決断できない状態が延々と続いているだけ。

真剣勝負を避けると現状維持こそがベストだという風潮になってしまう。そうなると勝ち負けがわからないから続ける理由もやめる理由もなくなる。そして、そのままこれからも現状維持を続ける。気づけば、新しいチャレンジができるタイミングを逃しまっている。

理屈ではどうしても理解できない、努力ではどうにもならないものがあるとわかるためには、徹底的に考え抜き、極限まで努力する。そこまでしてやっとわかるものもある。


🔹 間違えがちな価値観について

手段を諦める事は諦めではないだろう。目的さえ諦めなければ手段は変えていい。

「諦めずやっていたからできた」という主張もあるが、それは少数の成功者の言葉。現実ははるかに敗者の方が多い事実は理解しておくべき。

日本社会において「やめる事、あきらめる事=逃げる事」と扱いがち。「やめる事、あきらめる事」は一つの選択肢に過ぎない。

人生の時間は限られているから、自分に合うものをできるだけ早く見つけ出すほうがよい。自分に合いそうな面白いものを見つけたら、今やっている事をやめて、そちらをやることは理にかなっている。

日本では寝ないでやることが、勤労の美徳のように言われることがあるが、それは「寝ないで取り組めるぐらいのことだから結果としてそうなった」というだけの事。もしそうでないなら「寝ないでやらされた」となるはず。


🔹 成長のコツ

普通の人がトップレベルに行くにはトップレベルにたくさん触れることで、そこで常識とされることに自分を慣れさせるのが一番手っ取り早い。

どんな分野においても「あの人はすごい」と言われる人は無意識と意識のバランスが普通の人に比べて格段にいい。勘にゆだねるところ、論理的に詰めるところのバランスのとりかたが上手い。そして「勘」は経験によってしか磨かれない。


🔹成長と成功の違いをちゃんと意識して!

成長と成功は違う。この違いに気づかないふりをする罪は大きい。

👉よくメディアが言う「諦めなければ夢は叶う」に踊らされないように。オリンピックのメダリストを目指して何万人ものアスリートがいて、当然努力をしている。

👉「諦めなければ夢は叶う」と指導しておいて、もし叶わなかったときは今度は「成功しなかったかもしれないが、夢を追いかけた日々が尊い」という考えを押し付ける。

👉なので諦めなかった人で金メダルを取った人よりも諦めなくて金メダルを取れなかった人の方が圧倒的に多いことを知って努力をすることがポイント。ただがむしゃらに突き進む努力と比べると、内容も結果も変わってくる。


🔹オンリーワンと言い切れるものを見つける事は一つの解放だ!

競争から解き放たれた人と、競争から逃げた人は違う。競争から解き放たれ、優劣はないと心底信じるためには、自分自身を徹底的に肯定しないといけない。その自己肯定に至る作業はどんな作業よりも厳しい。

どんなに恵まれている人でも自他ともにオンリーワンと言い切れるほどの特徴がある人はほぼいないから、「あなたはあなたのままでいい」という言葉を疑いなく受け入れられるほどの自己肯定感は、「社会側から自分は一切認められなくてもいい」というあきらめと一体。

時間の限界という概念を持っていると、目先の評価に惑わされることはない。何でも手当たり次第に手に入れることで幸福が得られるわけではない。ある段階がきたら手放すことで幸福が近づく。「何も諦めたくない」という姿勢で生きている人はどこか悲愴。

自分を他の誰とも比べず、「オンリーワン」などと言うのは単なる自己満足。他人との比較があるからこそ自分の特徴が分かってくる。まず「自分はこの程度」ということを見極め、自分は「何にでもなれる」という考えから卒業すること。そこでやって「何かになる」というスタート地点に立てる。

😎まとめ

はい、今回は「諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない」を読んでみました。

僕も挫折は味わったことがあります。まあ自分の能力が低いのだと知った機会だったのですが、今回この本を読んで気持ちが軽くなりました。

ただ当時の僕はあきらめなかった。自分の無力さを認めるのが悔しくて諦めなければ報われる、努力すれば報われるという安い考えで時間を多く使ってしまいました。

ただ、そこから何も得られなかったわけではありません。

この本で書かれているように、一旦本当に努力しないと自分がどれだけなのかを知れない事が一番のリスクなわけですから。

今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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