今回は「もみあげ流 米国株投資講座」を読んでみたのでそのまとめと個人的な現状での考えを書いていきたいと思います。
そして本書の個人的にとても参考になったセクター別の表の共有を本記事の肝として書いていきたいと思います。
🤔「米国株の個別銘柄どれをどういう視点で買えばいいんだろう」
とお悩みの方の参考になればと思います。
今回まとめる本は以下の本。「もみあげ流 米国株投資講座」。(以下Amazonリンク)
もみあげ流 米国株投資講座本書は米国株の基礎ともいえる本です。初心者の方でも非常に読みやすい本になっています。
是非読んでみてください。
ただ、個別銘柄も紹介されていて分析もされていますが、こちらは時間経過とともに情報が古くなっていきますので、注意が必要です。
さて、今回、僕がこの本の中で注目したのがセクターに関する特徴が書かれているところでしたが、本書にはETF、個別銘柄、セクター別の特徴などが書かれていて、それぞれを比較する上ではとても参考になるかと思います。
この記事のゴール🤩
「もみあげ流 米国株投資講座」記載のセクター別投資について整理する。
個別銘柄選定の根拠づけに少しでもつなげられるように落とし込む。
米国株の各セクターの視点
米国の各セクターにおいて、同じセクター内では基本的に似た傾向になりますので、それぞれのセクターの特徴をおさえておくのは大事だという事です。
セクター毎の特徴
以下がセクター毎の図(ヒートマップ)になります。高いとか大きいというのが赤。低いとか小さいというのが青にしてあります。
表の特徴項目に関しての説明は以下です。
成長👉成長銘柄多いってこと
インカム👉配当率が高い銘柄多いってこと
リスクが複雑👉政策リスクとか買収リスクとか製薬の特許リスクとかリスクが色々ある
複雑👉そもそも資本財に関わる分野が多岐に渡っていて(航空、軍需、建設など)、それらが影響しあうから複雑になる
先物的👉業績よりも先物取引など株式取引とは別の相場に左右されやすい
💡金融セクターとエネルギーセクターは景気影響が単純循環となっています。つまり、金融とエネルギーセクターを見れば、米国経済状況の現状が分かるということです。
💡公益セクターは設備キャッシュフローが大きく、フリーキャッシュフローが弱いのが特徴です。
💡通信セクターは設備投資に多額の資金が必要なので、新規企業の参入が難しい分野です。そしてすでに米国のほぼ全域で通信網が整備されていることから成長性が乏しいです。現状では大手3社(AT&TとベライゾンとT-Mobile)が既存のパイの奪い合いをしている状況になっています。
表を見る限りでは投資難易度が高いのは避けたいので、ハイテク、一般消費財、通信、生活必需品、ヘルスケア、公益で分散投資をするのがいいのではないかと思ってしまっています。
ただその時の景気状態もあるので、後述するセクターローテーションと個別銘柄を選択する際の条件を踏まえて銘柄選定をしていく必要があるかと思います。
景気循環とセクターローテーションの関係図
この図も有名で、大事な図なので載せておきます。景気は以下のように回復期➡好況期➡後退期➡不況期➡回復期という風にサイクルを繰り返していくのですが、それぞれの景気状態において強いセクターを表したものになります。(セクターローテーションについては「もみあげ流 米国株投資講座」にも記載してあります。)
個別銘柄を選択する際の条件
本書には個別銘柄を選択する際の条件として以下が挙げられていました。
①財務健全な企業
②長期的な将来性
┗身近で欠かせないサービスを提供しているか
③企業が事業を営む市場規模と成長性
④ワイドモート(圧倒的な強み)を築いてくれる銘柄を選ぶ
⑤CEOの魅力が特に大切
┗イーロンマスクとかですね💡
上記のセクター別で選んだセクターの特徴と自分の投資スタイルをどうするかを定めた後に、こちらの条件で見定めるのがいいかもしれません。
まとめ😎
はい、今回は「もみあげ流 米国株投資講座」からセクター別の視点で米国株について見てみました。
といいつつ、個人的には個別銘柄をするのは本当の初心者の方にはあまりおすすめできないと思います。
何故なら、投資というものがどんなものかを肌感覚で知らない状態でやるのは段階的には早いと思うからです。
まずはインデックス投資としてETFを買うのがいいと思います。その中でもS&P500に連動するVOOやS&P500以外の米国企業(小型・中型を含む)のETFであるVTIがおすすめです。個別銘柄を調べる時間なんてないよっていう方もVOO、VTIはおすすめです。
ここで「インデックス投資とは何ぞや」とか「ETFって何ぞや」って思った方、今回紹介した「もみあげ流 米国株投資講座」には初心者にわかりやすく書いてあります。
基礎を固めたい方、是非読んでみて下さい。
今回は、ここらへんで終わりにします。最後まで読んでいただきありがとうございました。