「私は何のために生きているのか?」
これは一生かけて考えていくべき問だと思います。
しかし、悩んでいても時間がどんどん過ぎ去ってしまうのが人生の常なので、途中で考えるのを止めてとりあえず資格を取ろう、とりあえず楽しい事をしよう、とかなってしまいます。
今回はそんな日々を見つめなおす本を読んでみました。
その名も「何のために」。
そして今回はこの本で得られたことを書いていきたいと思います。
今回この本を読んだ理由
今回この本を読む目的は以下です。
✅何のために生きているのかを知るヒントを見つけたい
✅これから生きていくうえでの方向性を見つけたい
✅何のために仕事するか、何のために勉強するかを考えるための参考にしたい
今回は
①余裕を持つために
②どうすれば人生が楽しくできる?
③これからのこと
の3ステップでまとめていこうと思っています。
それでは行ってみましょう。
余裕を持つために
人生上手くいかないなぁとか、毎日辛いなぁと思いながら、そして焦りながら生きていないでしょうか。
まずは自分の人生に余裕を持つことが人生を楽しく生きていくための第一歩だと思います。
では、いったいどうやって余裕を持つようにすればよいのでしょうか。
そもそも、人生の夢って無理に描いていませんか?
会社で目標を掲げろと言われて、とりあえず「英語を話せるようになりたい」とか。
とりあえずになっていませんか?
本書では無理に夢を描かなくてもよくて、行き当たりばったりの人生でもいいと言ってくれています。
そして、夢がない分、目の前のことに1つ1つ全力で向き合う事が大切だと言っています。
そうすることで自ずと自分の役割が見えてきます。
夢は描かなくていいが、全力で今を生きるってことが大事になってくるのですね。
まずは今の自分を認めて、今の自分の事を把握し、全力で今を生きるってことが大事だと思います。
どうすれば人生が楽しくできる?
じゃあ、余裕を持てたら次はどう人生を生きていくかを考えます。
当然っちゃ当然ですが、人生はつまらないより楽しい方がいいですよね。
そのためにどうやって生きていくかのヒントをこの本の内容から見つけていきます。
まず、「何をするか」というのは関係ないということです。プロ野球選手で輝いている人はいますが、地味な仕事でも輝けるということです。
「何をするか」ではなく「何のために」やっているかを強く思っている人です。野球選手だろうがアイドルだろうが輝いていない人もいるということです。地味な仕事でも輝いている人はいるということです。
筆者は「何のために」いろんな仕事をしてきたかをを考えた先に、それは人を喜ばすためだという事に気づいたそうです。
これは大学などにも言える事です。
いい大学に入れるため、親は子供に大金を払い、子供の時間を使わせます。
子供もそれが正しい事だと思い、いい大学に入るのは就職に有利になるからという考えになります。
「何のために」いい大学に入るのかは「就職に有利になるから」だという考えが生まれますが、このために努力すると次第に輝けなくなります。(僕もこれは経験があるので痛いほど分かります。)
筆者は大学進学や専門学校に「何のために」行くかは「人を喜ばせる、新しいスキルを手に入れるため」だと書いています。「そんな思いがあればどんな難しい物理学だろうと生物学だろうと、命がけになるだろう」とも書いています。
今、頑張って大学受験をしようとしている人、進路を決めようとしている人、どのような専門学校に行こうか悩んでいる人などに知っておいて欲しいとても大切な事です。
学んだことを使って人に喜んでもらう事を目指した方が人生はもっと広がります。(僕もこれは何度も思い返したい事です。)
こう考えれば自分の未来に希望が持てます。そうすればたいていの不安も消えます。
これからのこと
少しこれからの事について触れようと思います。
今できることを通して人を喜ばせるようにしているうちに自分が作られていきます。
では自分が作られていった先にすべきことは何でしょうか。
それは次の世代にこの事を伝える事です。
特に次の若い世代には「大丈夫、できるんだ」と思わせてあげる事が大事です。「どうせ無理」、「頑張るだけ無駄だ」と考える子供たちを少しでも減らすことがこれから先やっていくべきことです。
人生は勿論上手くいかないことが多いです。
僕もかなり自己肯定感を削減した経験も何度もありましたし、人に言われたことで自己肯定感を下げたこともありました。
そんな時、これからの人生が上手くいかないととても不安を感じていました。(というか、「お前は人生上手くいかない」って言われたこともありました。)
でも、人のために努力していた時、周りに人との関係ができていきました。
「お前は人生上手くいかない」って言った人から離れて、このような関係ができた時、未来がいい方向に向かって言っているような安堵に包まれました。
だから僕もこれから生きていく子供たち、今、努力しても上手くいっていないという人がいたら声を変えてあげたいと思います。「今を真剣に生きているなら大丈夫」だと。