■Harokuが有償化されてWebサービスの体験談をまとめた本を読んだわけだが

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読書
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Harokuが有償化された

Harokuが有償化された。

まあ有償化が発表されたのはずっと前なんだけど。

簡単な自作webサービスを身内の中だけで使おうと思っていたのだが、どうすればよいかわかなくなった。

awsは使いたくない。どれだけお金を取られるか分からないから怖い。

というか今は加速した円安でドルを払う気にすらならない。

だからHarokuも同様だ。

下手にドルを払おうもんならお財布に重いボディブローが来る。

そんな悩み続ける日々の中で一冊の本を手に取った。

「個人開発をはじめよう!クリエイター25人の実践エピソード」。

この本は25人の個人開発者の体験がその人の言葉で書かれている非常に価値のある本だ。

今回は個人的に心に響いた or 参考になったポイントをこの記事にまとめようと思った。

何かサービスを作る時って「サービスの企画」→「サービスの製作(開発)」→「サービス完成後(サービスのリリース後)」という流れを辿る。

だから個人的に心に響いた or 参考になったポイントを

🏮「サービスの企画」

🏮「サービスの製作(開発)」

🏮「サービス完成後(サービスのリリース後)」

の3段階に分けて自分の考えと共に書いていく。

心に響いた or 参考になった ポイント

「サービスの企画」

まずはサービスの企画。

サービスのアイディアと内容を考えないといけない。

アイディア出しと内容の決め方については以下のように書かれていた。

アイディア出しのやり方

①自分が困っている事をベースにする

②自分が今できる事をベースにする

③他人が困っている事をベースにする

サービス内容の決め方

サービス内容は「一言で言える」ことが大事(機能が多すぎるのはダメ。開発負担も増えるし)

困っている事 = 「需要」について考える事、内容は複雑でない事が重要なのだと思った。

「収益モデルは最初に考えるべし」と書かれていた。

収益モデルも考えておかないと。

Googleアドセンスがいいのではと現状では思っている。(本書でもGoogleアドセンスをオススメしている人がいた)

サービスのアイディアのポイントとしては「長い目で見て人の役に立つようなものや、企業も直近では儲からず参入しそうにないものである点」に着目すると良いらしい。

寿命が長くて、ブルーオーシャンの領域にあるサービスってことなんだろう。

これは何か見つけるのは難しいような気もする。

だからまずは上記に書いた「アイディア出しのやり方」と「サービス内容の決め方」を基に考える方がいいと思う。

ちなみに「ユーザー投稿型のサービスは難しく、ツール型のサービスは手堅い」のだとか。

SNSのようなサービスではなく、ツール型のサービスを作っていきたい。

「サービスの製作(開発)」

どう作っていくのか

アイディアが決まって、作るものの内容が決まったら、今度はサービスを作っていく必要がある。

おそらく一番時間がかかるのがここだろう。

本書に書かれてあったことで一番印象に残った開発のマインドは「まずは完成させること」だ。

📕「完璧を目指さずまずはリリースするべし」とか

📕「1ヶ月で作りきれるものにする(Minimum Viable Productを目指す)」とか

📕「汚いコードでもまずは動くものを作るべし」とか

書かれてあった。

これは僕自身もとても大事だと思っていて、途中で挫折してやめるより、まずはサービスを完成させてそこから継ぎ足すように機能を追加していく方が良いと思う。

そもそも最初に機能を少なめにするのもイイっぽい。

「初期リリースは機能を少なめに→徐々に機能を追加(同時にプレスリリースをする)→サービスを宣伝できる機会が増える→継続的に機能が追加されている事が伝われば信頼につながる」

と書かれている。

最初に機能を少なめにするとサービスが継続できてかつ信頼にも繋がるんなら簡単なサービスをまずは作った方がよいわけだね。

また、技術についても「使ったことがない技術はできるだけ使わない(使っても1つまで)」と書かれている。

より簡単にまずは作ってみる事が大事ってことだね。

開発の進め方については「なるべく毎日少しずつ開発する」ということで習慣化することが大事で、少し補足になるが開発のタスクについてはGitHubのIssue機能を使うとタスクを管理できるらしい。

これも都度使っていきたい。

デザインについて

デザインについても個人的に興味深い点が幾つか書かれていたので列挙する。

🏮おしゃれなUIはdribbleというサイトが参考になる

🏮文字の色はダークグレーであれこれ強調しない

🏮ボタンは小さいけど押しやすいサイズ(これはアプリかな)

🏮グラデーションは使ってはダメ

🏮ベタ塗りに白抜きをするといい感じにプロっぽくなる

🏮文字は装飾しない

「サービス完成後(サービスのリリース後)」

サービスが完成した後もそのサービスを維持していかなければならない。

サービスリリース後に大事になってくると思ったことは以下の2点。

保守派つらい

保守はつらいらしい。

保守の発生要因は主に老朽化と外部連携(外部連携はAPIやスクレイピングの仕様が変わったなど)だ。

これに対する保守作業が辛いらしいので保守作業が多くなりそうなサービスは作らないようにするべきなのだとか。

あまり外部連携を実装しすぎないことが大事になってくるのだろう。

サービスが軌道に乗れないという感覚

個人開発で得られる価値観は「みんなスマホを持っているのに何で自分のアプリはダウロードされないんだ!」という感覚らしい。

そしてこれがお金儲けの難しさを知れるし、儲けている会社の凄さも知れるらしい。

上手くいかないからこそ得られる感覚はその立場にならないと分からないものだと思う。

そして、この感覚を味わうことはとても大事なことだと思う。

その他(アプリについて)

本書にはアプリの開発をされている方についても書いてあった。

アプリは個人的にはレッドオーシャンだと思っているので、自分でサービスを作るときは今はアプリは考えていない。

でも印象に残った2点を記載しておく。

🏮稼ぎたいなら海外展開は必須

🏮必要なタップ数を一つ減らすだけでもかなり操作感が良くなるので、もう1タップ減らすことを意識すべし

市場の拡大と操作感の整備が大切ということなんだね。

読み終わって

読み終わった後の率直な感想は、皆さん苦労しているんだなぁと思った。

それでも継続している人に光が射しこむこともあるわけで、その過程でもいろんな人とも出会えたりするわけだから、個人開発はやって損はないなと思った。

また、ここでも個人的に印象に残った話を載せておきたい。

それはやることの9割は思うようにならないということ。

リリースさえすれば光が見えると思っていて、やっとリリースしても「諦めず、地道に、目の前の使ってくれる人に感謝しながら、少しずつ利用者を増やす」という泥臭い日々が続いたということが書かれていた。

でも

「サービス開発をすることで様々な知識や経験を得ることができる」

「普段の生活では出会えない人とのつながりができる」

とも書かれていた。

そこには、やったことの後悔なんて微塵も感じられなかった。

改めて、人は挑戦していくべき生き物なんだなと思わされた。


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