皆さんは運はいいでしょうか。
隣の芝生は青く見えるとはよく言いますが、他人は運が良くて、なんでいつも自分だけなんて思ったりもするのではないでしょうか。
少なくとも私はそうです。
今回はそんな私がタイトルで釣られて購入した「運の方程式」という本をまとめようと思います。
そもそも運を定式化できるのであれば、その式を是非知りたいですよね?
この記事を読むとわかります。というか、、結論から言っちゃうと以下の式が運の方程式です。
幸運 = ( 行動 × 多様 + 察知 )× 回復
幸運を手に入れるための要素
行動
「行動」とは、人生の中で実行した、具体的なアクションの量と質のことです。
まさに、「人生の幸運は試行回数で決まる」ですね。
多様
変化の激しい今の時代、多くの体験が役に立ちます。
同じことを繰り返すのではなく、チャレンジのバリエーションを増やす必要があるというのが2つめの要素である「多様」です。
察知
「察知」とは、身の回りに起きる小さな変化を「察知」することです。
この察知をきっかけに、前例のない発明が生み出されたりします。
優れたイノベーターは、そうでない人よりも観察に1.5倍の時間をかけるそうです。
斬新な発明を生む人ほど身の回りの偶然に目を向け、そこから発見をして、幸運に変えていきます。
回復
失敗から立ち直る能力です。
挫折からすぐに回復して、再び新たなチャレンジができるメンタリティです。
幸運を手に入れるためのステップ
幸運の方程式は足し算と掛け算でできています。
要はそれぞれの要素の質を上げれば自ずと幸運になっていくという訳です。
では具体的にどうやって上げていくのでしょうか。
この本では運を掴むためのステップとして以下のようなステップが記されています。
①探索する
↓
②気づく
↓
③行動の質を上げる
↓
④何度も挑戦する
①探索する
探索では多様な行動をして世界を探索していきます。
天才と言われる人たちに共通するのは未知の情報にポジティブな興味を持って、そのモチベーションを行動に移します。
要は探索には好奇心を持つことが大事ということです。
多様な行動をすることでチャンスにエンカウントする回数を増やしましょう。
②気づく
2つめはチャンスに”気づく”ということです。
チャンスにエンカウントしたとしても、それに気づかなければ意味がありません。
そのためには質問の質を上げる必要があります。
そして良質な問いはメタ認知を刺激します。
メタ認知は「一段階上の視点」をもたらしてくれる脳のシステムです。
「これはおかしいな」と気づいたり、「こっちのほうがいいんじゃないか」と気づいたりできます。
ですので、質問の質を上げましょう。
「もっと●●した方がよいんじゃないか?」とか「他にもっと効率の良い方法は無いのか?」とか。
日常的に問いを抱く人は、このような作業の連続で、パフォーマンスを徐々に上げていきます。
③運を存分に活かす
ここまでで「行動」、「多様」、「察知」についての具体的な上げ方を書きました。
が、運を最大限にするには、多彩な行動だけでは意味が無いようなのです。
多くの成功者は、キャリアの最初、しばらくは、複数の対象にリソースを分散させて、いろんな試行錯誤を行っています。
ここまでで多彩な行動ですが、ここから、何らかの成果が出たら、1つの表現や研究に集中し、それまでの経験を活かして豊かな成果を生み出す傾向があります。
よって、「幅広い実験(経験)」と「一点集中」をワンセットにして、この2つを交互に繰り返すことで運を正しく活かせるようになります。
④何度も挑戦する
最後のステップは何度も挑戦するということです。
幸運の発生率は行動の量を増やすことで大きくなりますが、一方で、行動の量を増やすと同時に不運の量も増えていきます。
そこで最後必要になってくるのが4つめの要素である「回復」です。
「回復」力を上げるにはマインドセットを使うと良いです。
失敗したときは自分に以下のように言い聞かせてみましょう。
①失敗は人間においてとても自然なもので、自分の能力の低さを示すものじゃない
②失敗のなかには、将来の改善に役立つ重要な情報が含まれている
ここは自分自身のマインドの問題になってきます。
この本には他にも使えるマインドセットについて書かれているので、興味のある方は読んでみてください。
まとめ
今回は、運を上げるための方法をまとめてみました。
運ゲーなんて自分ではどうにもできないかと思っていましたが、実際に具体的な知見を示されると、自分の運も良くできるんじゃないかと希望が持てました。
たくさん行動し、問い続け、一点集中をし、強いマインドセットを持っていきたいと思います。
今回はここまで。ではまた。👋👋👋