■承認欲求に自分が苦しまない、他人を苦しませない3つのポイント 読書記録 #33 『「承認欲求」の呪縛』

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承認欲求モンスター

とある男が時計をちらつかせる。

その時計には有名な王冠のマークがついている。

「ロレックス」の時計だ。

ロレックスは安くても30万はくだらない代物だ。

高いものだと1000万の桁にまでにもなる。

その男は周りに見せびらかす。

これはロレックスだと。

ロレックスが一つのステータスになっているのだ。

ここで私は思うのだ。時計は時間を知るためのものではないかと。

決して、見せびらかすためではない。

そんな男に私は皮肉を込めてこう言いたい。

「尊敬や称賛が欲しいのですね。でもそれらが欲しいなら、優しさや謙虚さを持った方がより簡単に手に入りますよ」と。

この記事を読むと分かること

ハイ、稀にいますよね、こんな人。

承認欲求に囚われた人です。

この人の場合は自分が承認欲求によって自分自身が損していることに気づいていないパターンですが、実際に承認欲求に苦しめられる人はいます。

今回は『「承認欲求」の呪縛』という本を読みましたので、承認欲求に苦しめられないためのポイントを書いておきます。

現在kindle unlimitedでも読めるようなので、良ければ是非。

一緒に、自分の承認欲求をコントロールして活き活きと過ごしましょう。

承認欲求に困らないポイントは以下の3つです。

  • 承認欲求は良薬にも毒にもなることを知る
  • 子供の承認欲求を満たしてあげる
  • 「認知された期待」「自己効力感」「問題の重要性」をコントロールする

ひとつずつ見ていきます。

承認欲求に自分が苦しまない、他人を苦しませない3つのポイント

承認欲求は良薬にも毒にもなることを知る

承認欲求に困らないための第一歩は承認欲求の効能と副作用についてしっかり知っておく必要があると思います。

承認欲求は良い面もあります。

なぜなら人は認められることで欲求を満たせるだけでなく、芋づる式に他の報酬も獲得し、関連するさまざまな欲求も充足できるからです。

さらには尊敬や信頼といった好ましい対人関係も構築できます。

しかし悪い面もあります。

一度承認を得ていい気分を味わうとそれを手放したくなくなることです。

そしてそれは容易には抜け出せません。

容易に抜け出せないからこそこの本では承認欲求の”呪縛”と記載しています。

怖いのが、たとえ承認されることをそれほど求めていなくても、一旦承認されたらそれを手放すことは難しいことです。

しかし、これは知っておくべきことで、今自分は認められてるからこそ危険だと危機感を持つことができると思います。

この呪縛の危険性を知っておくことだけでもとても大事な事だと思います。

子供の承認欲求を満たしてあげる

承認欲求で苦しむのは何も大人だけではありません。

子供も被害者となります。

さらに、子供はまだ未熟なため自分をコントロールすることは難しく、当然、承認欲求をコントロールすることも難しいです。

いじめ問題にも同様の事が言えます。

子供の立場からすると「明るい元気な子」とかという評価をもらっている家族や教師に対して、仲間にいじめられていることを相談できない子もいます。

助けを求めることは、築いてきた高い評価や尊敬、承認を失うことになりかねないとも思うからです。

そして我慢してく内にいじめがエスカレートしていきその子の限界を超えて悲劇が起こります。

大切なのは、子供がどんな世間で生きているか、その中で承認を失うことがどれだけ耐えられないかを深く洞察することです。

「認知された期待」「自己効力感」「問題の重要性」

この本によると「承認欲求の呪縛」は「認知された期待」、「自己効力感」、「問題の重要性」の3つの要素に起因するものであり、以下の式で表されると書いてあります。

承認欲求の呪縛 =( 認知された期待 – 自己効力感 ) × 問題の重要性

「認知された期待」とは周りからの期待です。

これが大きければ大きいほどプレッシャーとなります。

「自己効力感」とは周りの期待に応えられる自信です。

これが大きければプレッシャーにより打ち勝てるようになります。

「問題の重要性」とは期待に応えられそうにないことに対して本人がどれだけ深刻にとらえているかと言うことを表します。

これが大きければ大きいほど、どうにかしてその期待に応えないといけないと思ってしまい、承認へのプレッシャーが膨れ上がります。

要は「認知された期待」を下げて、「自己効力感」を上げて、「問題の重要性」を下げればいいわけです。

大きくなりすぎる期待を自らコントロールして、自分に合った水準まで下げることが解決策となります。

では具体的にはどうすればよいのでしょうか。

「認知された期待」を下げるには

期待をかけるのは周囲の人であり、期待される本人ではありません。

「認知された期待」を下げるのは周りの人なわけです。

ここは残念ながら周りが気を付けるしかないです。

じゃあ本人はどうすればいいのかというと、ここからは僕の考えですが、上記でも述べたように承認欲求は良薬にも毒にもなることを知っておくことが大事なのだと思います。

それを知っておくことで期待される環境になった時に期待されるのは得意ではないことを周りに伝えられますし、自分の中で気を付けるようになれます。

「自己効力感」を上げるには

「自己効力感」を上げるには具体的な根拠を示しながら潜在能力を褒めることが解決策となります。

これにより「やればできる」という自信をつける事ができます。

仮に成果が上がらなくても、潜在能力に自信があれば、成果があがらないのは努力の質か量の問題だと受け止め、改善を繰り返して挑戦していく事ができます。

(これも周りの環境依存ですね)

「問題の重要性」を下げるには

「問題の重要性」を下げるには目標の相対化をすればいいです。

目標の相対化とは今目指しているゴールのさらにその先にまた目標を置くことです。

例えば大学受験でも、大学受験だけを見るのではなく、さらにその先の将来の夢を見ることが大事になってきます。

まとめ

今回は自己承認欲求について考えてみました。

読んでみて思ったことは、自分自身だけでは解決できないということです。

周りの意識もあって初めて自己承認欲求の呪縛から抜け出せます。

一人一人の心掛けが大切だと思わされました。

自己承認欲求の呪縛から抜け出せない先にあるのは、企業の不祥事であったり、自殺だったり、非常に悲惨なものです。

是非念頭に置いて、日々気を付けていきたいなと思いました。

ではまた。👋👋👋


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