僕は本を読むことを続けてきたが、ふと自分がブログに書いてあることがうまくまとめられていないなと思ったのでこの「自己肯定感を上げる OUTPUT読書術」本を読んでOUTPUTの質を向上させようと思った。(過去の記事も時間を見つけて改めて修正していきたい)
今回はOUTPUTの練習も含めてこの本についてまとめていきたいと思う。
まずこの本の位置づけだ。
この本で一番伝えたいことは「読書によって人は自己肯定感を高め人生を好転させることができる」ことであり、そのためにOUTPUTが重要なのである。
さて、読書をするときの事を考えるとOUTPUTするまでにいくつかステップを踏まなければならない。
まずは読書前から考える必要がある。
読書前のポイント→知っておくべき心得
読書をすることは良い事だが、多く読めばいいってものでもない。
人生には限りがあるが、読める本は無限とも言えるほど膨大だ。
そこで読書の心得をまず押さえておこう。
この本で言われている知っておくべき読書の心得は以下の3つである。
💡栄養価の高い良質な食材(本)を選ぶこと
💡手に入れた食材(本)を美味しくいただく調理方法を知る
💡食材(本)に含まれる栄養に関する知識、それから効率よく吸収させるための工夫
上記3つの一つ目「栄養価の高い良質な食材(本)を選ぶこと」だが、以下の基準で選ぶと良いとのこと。
💡自分が理解できるレベルの内容であること
💡信頼性が高いと判断できる根拠があること
💡経年的に価値が下がりにくい内容であること
それから読むべき本の方向性を知っておくのも大事な事だろう。
この本ではこの方向性を間違えるとどんな良書でも自分の目的にたどり着けない危険性があると注意喚起している。
この方向性を知るためにやるべきことが以下の3つ。
💡自分の本心を紙に書き出す
💡書き出したことをグルーピングしていき方向性を導き出す
💡グルーピングの中で最も優先順位の高いものを選択する。それが読むべき本のテーマとなる。
読書中のポイント
読書における注意点(誤解)
次に読書における誤解は以下の3つが書かれていた。
個人的には勘違いしがちだなぁと思うところなので、注意点として心に刻んでおきたいところだ。
💡その本の全てを読む必要はない
💡多くの本を読めばいいという訳ではない
💡その本を速く読めばいいわけではない
そして何よりも重要なのが「読書の目的を明確にすること」。
読書に何を期待し、何を求めているかを明確にしないと的が定まらないので他の事に気が散って時間を無駄にしてしまう。(目的を言語化しておこう!とのこと)
本の要素
本の要素としては知っておくべきことかと思った。
本の中身は①事実、②ノウハウ、③思想に分けられるという。そしてどんな本でも必ずこの3要素が含まれているとのこと。
①事実
事実は人間の意思決定を助けてくれる。
事実を得る際の注意点は以下の2つだという。
💡無目的に無関係な事実を収集しないようにすること
💡事実と解釈を混合しないようにすること
この世にはどうでもいい事実が無限に存在するので、どの事実が自分の目的のために使えるかを見極めることが大切だね。
②ノウハウ
ノウハウは生産性を高めてくれるもの。
そして今要らないノウハウを収集するほど無意味なことはないので、今必要なノウハウに絞ることが大切。
③思想
思想は感性と理性を磨き自己形成と自己理解を促してくれるもの。
思想を得る際に注意する点は以下の2点。
💡それを絶対的な正解だと思わず、批判的な目を持って向き合うこと
💡手広く知ること
思想の受け入れる事の注意点としては、一般的に長く生き残っている思想は人間の精神に強烈な影響を与えるような強い力が宿っているので、それを無批判に受け入れてしまうとそのパワーに飲み込まれ、時間をかけて培ってきた自分の思想が奪われてしまうとのことだ。
僕の好きな「映画」というものはこの思想の塊なんだとか。とてもわかる。
読書後のポイント→OUTPUTについて
読書後はOUTPUTをするわけだが、というかこれがこの本の趣旨の部分なわけだが、OUTPUTまでの手順としては以下をするとのことだ。
①INPUTした情報の整理
②INPUTした情報の理解
③INPUTした情報の編集
④INPUTした情報の出力
①と②に関しては重要と思われるところに線を引いたり、自分なりの意見でツッコミをしたメモを残しながら読み進めることで「整理」と「理解」ができる。
そして③は「要約」という作業によって成される。
要約は本文の重要な部分だけを整理し、まとめ上げる作業のこと。
要約のポイントとしては見栄えのよい文章を作る事ではなくて、筋の通った「構造」を作る事なんだとか。
そして④で発信やノートにまとめたりをして出力するという訳だ。
最後に
ざっと、「自己肯定感を上げる OUTPUT読書術」についてまとめてみた。
僕自身、反省すべき点が多々見つけられた。
とにかく本を読み漁っていたところや、OUTPUTの質がまだまだ不十分だったところだ。
この反省を次の本からは活かしていきたいなと思う。
今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。