■読書の記録Note #18 「人生の短さについて」▶浪費しがちな時間の価値を見つめ直せた

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前置き(長いので飛ばしてOK😂)

ふと考えることがありました。

時間のコスパについてです。

突き詰めていくと、僕たちは体験する時間に対してお金を払うと思うんですね。

例えば、ゲームを楽しみたい人にとって7000円のソフトを買って100時間遊んだとしたら1時間70円で楽しめたと考える事ができますよね。

しかし、その100時間を他の事に使えば新しい景色を見えることができるかもしれないです。💡

その時間とお金と経験という3つの天秤を持ってコスパを考える事が大事じゃないかと思ったわけです。💡

例えば、お金を使わない趣味としては散歩などがありますね。

この時はコスパの天秤のお金の皿には何も乗っていないです。

20分の散歩をするとしたら、20分というのが時間のさらに乗る。

散歩で経験する事、「気分転換」だったり、「軽い運動」だったりする経験が乗りますね。

この時は20分を”払って”「気分転換」と「軽い運動」が手に入るわけです。

散歩している間に革新的なアイディアが生まれるかもしれないですし。

我々は選択するという事で時間を”払い”、経験を得るという訳です。(時にはそれにお金を伴う事がある)

そんな僕は時間の使い方に関して大事だと思っていても考えずに過ごしてしまうこともしばしばです。

お金は節約するけど、時間は浪費しがちなのが僕らな訳です。

と前置きが長くなってしまったのですが、今回、時間についてよく考える事のできる本を読んだのでまとめようと思った次第です。

今回読んだ本はこちら。「人生の短さについて 他2篇」です。

本書について

この本は古代ローマの哲学者セネカの思想が読みやすいように書かれています。

セネカによって執筆された三篇の作品を収録しています。

その中の一つが「人生の短さについて」です。

他に「母ヘルウィアへのなぐさめ」と「心の安定について」も収録されていますが、今回はちゃくもくしません。

そして本書には最後に中澤務氏による解説も記載されています。

この本を読んだ目的

今回この本を読んだ目的は以下です。

人生を生きていくうえで危機感を持ちたい

人生を効率よく生きていくうえでのヒントが欲しい

時間を浪費していると自覚したい

今回は以下の流れで上記目的を満たしていきたいと思っています。

①時間を浪費していること事実を自分に身に染みさせて、

②時間を浪費な人の特徴を知り、

③これからどうすれば時間を浪費しない人になれるかを考える

です。

それでは①から見ていきましょう。

①時間を浪費していること事実を自分に身に染みさせる

僕たちが手にしている時間は決して短いわけではなくて、むしろ僕たちがたくさん時間を浪費しています。

そして一生が終わり死と直面したときになって「人生は過ぎ去ってしまうものであるにも関わらず、そんなことも知らずに人生が終わってしまった」と気づくことになりかねません。

だから、まず人生が短いということではなく、自分自身が人生を短くしているという事に気づくことがポイントだと思います。

それは、人生を浪費しているという事に気づくことです。

では、時間を浪費している人とは一体どんな人なのでしょうか。

お金は数字として減っている事は分かるので浪費していると気づきやすいですが、時間は浪費していても気づきにくいです。

上記のような死ぬ間際に後悔する前に時間を浪費している人の特徴を知り、自分がそうならないために気を付けていければと思っています。

②時間を浪費な人の特徴を知る

こんな人は時間を浪費しがち①「移り気な人」

時間を浪費しがちな人は他人の幸運に付け込んだり、自分の不幸を嘆いたりすることで頭がいっぱいです。

そして確固たる目的がなく生きています。移り気なわけです。

気まぐれに次から次へと計画に手を出すとのことです。(個人的にはここは”気まぐれ”にがポイントだと思います。ある程度考えたら行動にすぐに移して、行動しながら考えて改善をしていく事が大事だと思っています。)

こんな人は時間を浪費しがち②「多忙な人」

多忙な人は何事も十分に成し遂げられません。

忙しさで心が散漫になると何事も深く受け入れる事ができなくなります。

いろんなことが中途半端になってしまうってことですね。

これはもったいないです。これは浪費してますね~。

こんな人は時間を浪費しがち③「先延ばしにする人」

先延ばしは人生最大の損失です。

先延ばしは未来を担保にして現在を奪い取ります。

改めて心に刻んでおきたいです。「先延ばしは人生最大の損失」です。

こんな人は時間を浪費しがち④「暇な人」

こんな人は時間を浪費しがち②で「多忙な人」を挙げていますが、暇な人も時間を浪費しがちです。

暇な人は今すべきことが無くなっている状態で、時間の使い方も潰し方も分からず狼狽している状態です。

このような人は楽しめる時間は短くなります。

これは、この人たちが次から次へと楽しみに飛びついていき、一つの欲望のうちにじっととどまることができないからです。

こんな人は時間を浪費しがち⑤「過去を忘れ、現在をおろそかにし、未来を怖れる人」

最後は過去を忘れ、現在をおろそかにし、未来を怖れる人です。

過去の失敗を忘れ、

現在をなあなあで生きて、

このままだと将来が心配だとこれから来る未来が怖くなる人

です。

本書ではこの人たちの生涯は「非常に短く、不安に満ちている」と記しています。

③これからどうすれば時間を浪費しない人になれるかを考える

「②時間を浪費な人の特徴を知る」で時間を浪費しがちな人がどんな人かを知りましたが、じゃあどうすればいいのでしょうか。

時間を浪費しない人がどんな人かを本書をヒントにピックアップしてみました👇

  • 毎日を人生最後の日のように生きること(スティーブジョブズも同じようなこと言ってますね)
  • 明日を待ち望むことも、明日を怖れる事もしないこと
  • たくさんのものを欲しないこと(贅沢な暮らしになれると、それを失う事を怖れるからだからです)
  • 人を選ぶこと(愚痴ばかりの人は特に避けるべきとのこと)
  • 変われないことも全く辛抱できないことも心の安定の敵になること(動かないこともいけないし、変われないからと焦ることもいけないってことですね)
  • 英知を求め、英知に従って生きること

「過去を忘れ、現在をおろそかにし、未来を怖れる人」と上記で書きましたが、今を失わないためにも先人の教え(英知)を学ぶことが大切です。

現在は一瞬一瞬の短い時間の繰り返しですが、過去の英知に触れることで、現在は生きる意味のあるものとなります。

そうやって過去の英知を手に入れるために現在に集中することで「今をいきる」ことができます。

人生が長いかどうかは、時間の長さではなく、その質で決まるので、「今を”懸命に”生きる」ことが大切だと思います。


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