Netflix やり残した調査をする(リベンジ)

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読書

はじめに

以前、IMDBの情報を参考にNetflixのデータを軽く分析してみた。

その記事は以下の記事になります。

あれから取得したデータを削除してしまうへまをして、なんならその時にIMDBからデータを取得するためのpythonコードも消してしまった。

そこから暫くNetflixのデータを調査してみるということにやる気が出ない状況が続いたが、今回、再度リベンジしてみることにした。

ドラマ

まず、ドラマについての再調査。

Netflixはドラマ作品が強い。

ここではエピソード数が点数に比例して多くなるのかを調べる。

これはNetflixはデータを基に作品を創っていくから、点数が高いドラマ作品はより継続して作ろうとするのではないかという仮説の基に試している。

Netflixのドラマデータの取得は以下のサイトから実施した。

https://www.imdb.com/list/ls093971121/?view=detailed&title_type=tv_series

早速、結果だが、エピソード数と評価値の相関は以下のようになった。

  • Series 数: 1620
  • Pearson 相関係数: 0.0727
  • Spearman 相関係数: 0.2653

Pearson は「点数とエピソード数が直線的に一緒に増えるか」を見る指標で、極端な外れ値の影響を受けやすい。

Spearman は「順位の並びとして、エピソード数が多い作品ほど上位の点数になりやすいか」を見る指標で、直線でなくても、単調に増える関係なら拾いやすい。

今回、

  • Pearson は 0.0727 でかなり弱い正の相関
  • Spearman は 0.2653 で弱い正の相関

という結果となり、

本数が多いほど点数も高いというより、せいぜい少しそういう傾向があるぐらいだった。

ここから僕は面白いドラマ作品はずっと続けるというより、別の作品に面白いと評価されたドラマの要素を入れているという方法がとられているのではとも思った。

「ウォーキングデッド」というテレビドラマシリーズではゾンビがはびこる世界を舞台にしている。

そのドラマの中で、ダリルというキャラクターが人気だったので、ダリルがずっと生き続けた。

そういうことはNetflixはしないみたい。

映画

前回、グラフで可視化した際にはNetflixの作品が、それ以外の一般の作品の点数より低い傾向が見られた。

しかし、Netflixはかなりの数の作品を創っている事もあり、膨大な数の作品の中に光る作品があるのかとも考えた。

そこで、映画作品の中から平均値以上の作品がある割合を求めることにした。

データの取得方法

データの取得方法は以下の2つの場所からデータを取得。

その後、①の中に②の作品(Netflixオリジナル作品)が含まれていたら省くようにして、①のデータを一般のドラマ、②のデータをNetflixオリジナルのデータとして扱った。

結果

結果は以下のようになった。

求めたのはNetflix以外の作品の平均として「一般平均」、Netflixの何件中何件が平均を上回っているのか、そして、その中でも最高評価値の作品。

最高評価値の作品はその評価値と、一般平均との差を求める。

  • 2014: 一般平均 6.5102, Netflix 5件中 3件, 比率 0.6000
    • 最高評価作品: 「アザー・ワン: ボブ・ウェアの数奇な物語」(The Other One: The Long, Strange Trip of Bob Weir)
      • 評価値 7.3000, 平均との差 0.7898
  • 2015: 一般平均 6.4329, Netflix 8件中 5件, 比率 0.6250
    • 最高評価作品: 「ウィンター・オン・ファイヤー: ウクライナ、自由への闘い」(Winter on Fire: Ukraine’s Fight for Freedom)
      • 評価値 8.3000, 平均との差 1.8671
  • 2016: 一般平均 6.5425, Netflix 30件中 16件, 比率 0.5333
    • 最高評価作品: 「13th -憲法修正第13条-」(13th)
      • 評価値 8.2000, 平均との差 1.6575
  • 2017: 一般平均 6.4407, Netflix 63件中 25件, 比率 0.3968
    • 最高評価作品: 「カメラが捉えたキューバ」(Cuba and the Cameraman)
      • 評価値 8.2000, 平均との差 1.7593
  • 2018: 一般平均 6.4468, Netflix 92件中 36件, 比率 0.3913
    • 最高評価作品: 「ズカルスキーの苦悩」(Struggle: The Life and Lost Art of Szukalski)
      • 評価値 7.9000, 平均との差 1.4532
  • 2019: 一般平均 6.5012, Netflix 94件中 33件, 比率 0.3511
    • 最高評価作品: Dancing with the Birds
      • 評価値 8.2000, 平均との差 1.6988
  • 2020: 一般平均 6.3088, Netflix 172件中 80件, 比率 0.4651
    • 最高評価作品: 「デヴィッド・アッテンボロー: 地球に暮らす生命」(David Attenborough: A Life on Our Planet)
      • 評価値 8.9000, 平均との差 2.5912
  • 2021: 一般平均 6.4017, Netflix 195件中 70件, 比率 0.3590
    • 最高評価作品: 「Seaspiracy:偽りのサステナブル漁業」(Seaspiracy)
      • 評価値 8.1000, 平均との差 1.6983
  • 2022: 一般平均 6.2606, Netflix 239件中 97件, 比率 0.4059
    • 最高評価作品: Racionais MC’s: From the Streets of São Paulo
      • 評価値 8.2000, 平均との差 1.9394
  • 2023: 一般平均 6.2895, Netflix 215件中 92件, 比率 0.4279
    • 最高評価作品: 「雪山の絆」(Society of the Snow)
      • 評価値 7.8000, 平均との差 1.5105
  • 2024: 一般平均 6.2056, Netflix 205件中 88件, 比率 0.4293
    • 最高評価作品: The Remarkable Life of Ibelin
      • 評価値 8.1000, 平均との差 1.8944
  • 2025: 一般平均 6.3054, Netflix 192件中 66件, 比率 0.3438
    • 最高評価作品: 「マター・オブ・タイム: 希望を歌にのせて」(Matter of Time)
      • 評価値 8.1000, 平均との差 1.7946

驚くべきことなのか、全てドキュメンタリー作品だった。

ちなみに、2016年の1位である、「13th -憲法修正第13条-」に関しては僕も見たことはあったが、とても素晴らしい作品だった。

結果的に、近年では30%~40%の割合で他の映画作品の平均を超えるという状況であり、正直「低い割合だ」感じた。

これだと、雰囲気で面白そうな作品を選んで見ても60%ぐらいの割合であまり面白くないなって感じてしまうんじゃないの?と思った。

そもそもこの一般的な平均の点数の作品が面白いかと言われると、そこも面白いと断定はできないわけで。

そこで、次に「プラダを着た悪魔」を基準にしてみる事にした。

「プラダを着た悪魔」の安定感はとても信頼できる。

しかも、「プラダを着た悪魔」は 2006 年の作品なので、レビューの評価値の変動も安定していると判断した。

「プラダを着た悪魔」が7.0なので、7.0が基準とした。

  • 2014: 評価7.0以上: 5件中 2件, 比率 0.4000
    • 評価7.0以上の作品:
      • The Other One: The Long, Strange Trip of Bob Weir: 7.3000
      • My Beautiful Broken Brain: 7.0000
  • 2015: 評価7.0以上: 8件中 5件, 比率 0.6250
    • 評価7.0以上の作品:
      • Winter on Fire: Ukraine’s Fight for Freedom: 8.3000
      • Beasts of No Nation: 7.7000
      • What Happened, Miss Simone?: 7.6000
      • …など
  • 2016: 評価7.0以上: 30件中 11件, 比率 0.3667
    • 評価7.0以上の作品:
      • 13th: 8.2000
      • The Ivory Game: 7.8000
      • City of Joy: 7.7000
      • …など
  • 2017: 評価7.0以上: 63件中 13件, 比率 0.2063
    • 評価7.0以上の作品:
      • Cuba and the Cameraman: 8.2000
      • Chasing Coral: 8.0000
      • Icarus: 7.9000
      • …など
  • 2018: 評価7.0以上: 92件中 21件, 比率 0.2283
    • 評価7.0以上の作品:
      • Struggle: The Life and Lost Art of Szukalski: 7.9000
      • Quincy: 7.6000
      • Roma: 7.6000
      • …など
  • 2019: 評価7.0以上: 94件中 25件, 比率 0.2660
    • 評価7.0以上の作品:
      • Dancing with the Birds: 8.2000
      • Klaus: 8.2000
      • Marriage Story: 7.9000
      • …など
  • 2020: 評価7.0以上: 172件中 38件, 比率 0.2209
    • 評価7.0以上の作品:
      • David Attenborough: A Life on Our Planet: 8.9000
      • Emicida: AmarElo – It’s All for Yesterday: 8.5000
      • Disclosure: 8.1000
      • …など
  • 2021: 評価7.0以上: 195件中 28件, 比率 0.1436
    • 評価7.0以上の作品:
      • Seaspiracy: 8.1000
      • Emicida: AmarElo – Live in São Paulo: 7.9000
      • Minnal Murali: 7.8000
      • …など
  • 2022: 評価7.0以上: 239件中 38件, 比率 0.1590
    • 評価7.0以上の作品:
      • Racionais MC’s: From the Streets of São Paulo: 8.2000
      • All Quiet on the Western Front: 7.8000
      • Stutz: 7.7000
      • …など
  • 2023: 評価7.0以上: 215件中 31件, 比率 0.1442
    • 評価7.0以上の作品:
      • Society of the Snow: 7.8000
      • Take Care of Maya: 7.7000
      • The Deepest Breath: 7.7000
      • …など
  • 2024: 評価7.0以上: 205件中 37件, 比率 0.1805
    • 評価7.0以上の作品:
      • The Remarkable Life of Ibelin: 8.1000
      • The Greatest Night in Pop: 7.9000
      • Amar Singh Chamkila: 7.8000
      • …など
  • 2025: 評価7.0以上: 192件中 23件, 比率 0.1198
    • 評価7.0以上の作品:
      • Matter of Time: 8.1000
      • Conan O’Brien: The Kennedy Center Mark Twain Prize for American Humor: 8.0000
      • Selena y Los Dinos: 7.9000
      • …など

今回のデータでは、評価 7.0 以上の 2014-2025 の Netflix 映画の平均は年 22.67 本。

この平均を使うと、

  • 年間に見る必要がある本数:22.67 本
  • 週 2 本ペースで消化するのに必要な期間:22.67÷2=11.34 週
  • 1 年 52 週のうち休会できる期間:52−11.34=40.66 週
  • 月換算:40.66÷(52/12)≈9.38 か月

となり、平均的には 1 年のうち約 9.4 か月は休会できて、契約が必要なのは約 2.6 か月分のみと分かる。

月1,500円ほど払うと仮定しても、9ヶ月で、13,500円の節約になるのであれば、最適化できているのではないだろうか。

最後に

思った以上に節約できるなと思った。

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