■「思考停止しないために大事な2つの要素」(読書記録 #32:『思考停止という病』

スポンサーリンク
読書
スポンサーリンク

思考停止している日本のサラリーマンについて

自分で思考できないサラリーマンはたくさんいます。

僕も実際に仕事をしていると、周りの意見に流される人が結構いることに驚かされます。

だけど、それは本人が悪いわけではありません。

その会社に根付いた独自の文化によって形作られます。

人は環境に適応しようとする生き物です。

先輩や上司は「自分で考えろ」と言葉では言いますが、勝手にやると「馬鹿野郎!」と怒鳴ります。

ホウレンソウをしなくても怒られる。

当然、重要な仕事はほとんどまわってこない。

基本的サポートをしながら、会社のやり方を覚えさせられる。

上司や先輩に嫌われると仕事がし難くなるので、飲み会に参加して、愚痴を聞かされ、つまらない人生訓を教えこまれます。

この約3年間で洗脳完了です。

「思考停止という病」より引用

しかし、それが仕方ないと諦めてしまっていいのでしょうか。

勿論、その人の人生ですから、そのような選択もあるとは思います。

しかし、ふとある日振り返った時に、後悔が押し寄せるような日が来ることはある程度覚悟しなければなりません。

そして、思考停止するのはサラリーマンになってからという訳でもないです。

日本の教育、親からの教育もその思考停止のための因子を孕んでいます。

・親がいい大学に行きなさいと言ったから、いい大学に入るために受験勉強に励む

・大企業に入りなさい、と学校の指導担任から言われたから大企業を志望する

・このまま会社にいたほうがいい、と言われて転職できない

このように自分で思考しない状態が続いていた人は、自分で思考するクセがなくなってしまい、誰かに決めてほしい、どうすればいいかわからない、という状態におちいってしまいます。

思考を停止するということは、自分で生きることを放棄し、他人に自分の人生を委ねることにほかなりません。これを奴隷というのです。

そんな人が幸せになれるはずがありません。

「思考停止という病」より引用

かく言う僕もそういう教育を受けてきたので、これからの未来ある学生たちには同じような道を歩んでほしいとは本当に思っていません。

そんな、自分の人生を歩めていないかもと思う人は思考が停止している可能性があります。

今回は自分の人生を生きるための仕事への向き合い方について、そのヒントが書かれた本を読みましたのでまとめようと思います。

思考停止して自分の人生を生きれていないと感じている人の一助となれば幸いです。

また、この本はkindle unlimitedで登録すれば月額980円で読める本になっています。

思考停止を解決するために必要なもの

さて、思考停止を解決するために必要なものから書いていきます。

思考停止を解決するために必要なもの

  • 知識
  • ゴール

知識

知らないことは脳は認識自体できないためです。

知識がないから見えていないことばかりなわけです。

ゴール

ゴールは本気で成し遂げたいことを意味します。

現状の外側に何らかのゴールを設けることで、そこに向かって現状から抜け出すパワーが生まれます。

ゴールは思考を動かすための原動力になるという訳です。

ちなみに、このゴール設定は「現状の外側」に置くということがポイントです。

つまり現状の延長線上ではなく、現状を変えなければ達成できないものである必要があります。

思考停止しないためのマインド

現状知識が足りておらず、ゴール設定ができていないのであれば、頭で考えるようになれないです。

なのでまずやることは以下の2つです。

  • 常識を疑うこと
  • 現状を抜け出すこと

常識を疑うことですが、これは今の「当たり前なこと」を「本当に正しいのか」と疑うことです。

そのままですね。

なぜ疑うことが始めの一歩かと言うと、思考停止のほとんどが「現状のままでいいや」と決めてかかっていることから生まれているからです。

次に現状を抜け出すことですが、具体的にどうすればよいかと言うと、以下の3つです。

  • 他人の意見や判断は気にしないこと
  • 自分のやりたいことだけやること
  • やりたくないことにはNOを言うこと

そして、これらができたら、自分の興味を持ったことに対しては、真剣に考え、知識を得て、本気で取り組むことが大事です。

知識取得した先にある思考できる人ができているヒルクライミングについて

知識の具体的な取得方法はこの本で書いてあるので良ければ読んでみてほしいのですが、

大量の知識量の先にあるのがヒルクライミングです。

そしてこの本で目指すべき状態もヒルクライミングです。

ヒルクライミングとは大量の情報のゲシュタルト(全体性をもったまとまりのある構造)化により、思考の抽象度を高め、本物のクリエイティビティを発揮することです。

大量の情報を得た状態で今度はその情報を抽象化していきます。

抽象度が上がると問題解決のスピードは上がります。

仕事などで結果をだすためには一気に知識を付ける必要があります。

そして、一気に知識をつけるために、まずやることは全体を俯瞰してみることです。(=抽象度を上げることです)

優秀なビジネスマンはヒルクライミングをしながら仕事ができるひとです。

是非、思考停止したサラリーマンを脱してヒルクライミングする常に思考し続けるサラリーマンを目指しましょう!

この本には思考の抽象度を上げるための並列処理ができるためのコツなども書かれているので、興味のある方は是非読んでみてください。

👋👋👋


タイトルとURLをコピーしました